舞 さん
のうた一覧
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スカートの日焼けの跡はこの冬に溶けて何処へ流れゆくやら
令和二年十二月二十日
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寂しいと鳴くかひと声寒鴉それも虚しく雪の夕暮れ
令和二年十二月十九日
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なにも無き父母の形見か真そ鏡にたる面影にたる笑み顔
令和二年十二月十八日
7
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地をつつく者らに混じり空高み翔ぶ鳥を見るいち羽鶏
令和二年十二月十七日
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幾たりかアイヌ人らのコタンのみ在りし札幌オリンピアの火
令和二年十二月十六日
5
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ありふれた祈りとしての夕飯の膳と妻とに「いただきます」と
令和二年十二月十六日
8
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流星の昨夜に引きし傷の間を溢れいで来る白の粉雪
令和二年十二月十五日
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うとうとと父を感じて目覚めては父母へ感謝の「サンタさん来た!」
令和二年十二月十四日
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溶けぬまま今日を過ごすと薄氷を妻と語りて老いの休日
令和二年十二月十四日
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今日ひと日 小陰うすらい 溶けぬ...
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ひと夜にて街は真白の雪化粧聖夜近きと朝光り満つ
令和二年十二月十三日
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夏の陽の日焼けの肌の熱き夜の残り火探す木枯らしの声
令和二年十二月十二日
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同じだけ時経て老うや若き頃恋したままの面影のひと
令和二年十二月十一日
6
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ぶきっちょな鴉いち羽が夕焼けもしない夕日を眺めひと鳴き
令和二年十二月十日
6
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夕飯を司祭のごとくテーブルに並べる妻のエプロンの白
令和二年十二月九日
7
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子どもらの遊べる声や神遊び人と生まれて神のひと時
令和二年十二月七日
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梁塵秘抄 「遊びをせんとや生れ...
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温もりのかたまり一つ抱く子と語りて歩む母へ積む雪
令和二年十二月六日
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掌意味ある筋か来し方の歩みの跡かじっと手を見る
令和二年十二月五日
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歩みゆく 道しるべなり 歳経ては...
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ひとりして星動く音聞きつつに古今集など酒の肴に
令和二年十二月四日
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紅顔の少年の頃齢経て霜を頂く同じ吾かと
令和二年十二月三日
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まだ買わぬ当選金の使い道やや喧嘩する妻と吾かな
令和二年十二月二日
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アホや(^_^)
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