舞 さん
のうた一覧
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空き家の更地となって桜木も何処かへ消え春を待たずに
令和三年二月二十日
7
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遠山の真白に纏う雪肌を仄かに染めておちる夕焼け
令和三年二月十九日
8
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手のひらに包みてうまし温もりを先ずいただきてのめる味噌汁
令和三年二月十八日
6
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降る雪の間にまにあそぶ妖精の遊び足りぬとまた冬をよぶ
令和三年二月十七日
12
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土地ごとに時節のごとに降る雪の音を肴の独り酒かな
令和三年二月十六日
7
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なにをかを今日も費やし明日もまた消えゆくものに弔いの酒
令和三年二月十五日
7
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「鳥の声 春近いって 感じする」服たたみつつ妻の声また
令和三年二月十四日
5
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吹く雪に仄かにみえる白樺の林の立てる雪原の果て
令和三年二月十三日
9
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雪女との恋のことなど語ろうか吹雪の夜の妻との晩酌
令和三年二月十二日
7
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さきがけて主を待ちかねて咲く梅の香ぞ美しく令和の里に
令和三年二月十一日
3
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吾を知るひと皆むなし寂し夜はひとり静かに酒供養かな
令和三年二月十一日
5
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吾のみの月にあらねど見る者にもの思わせる冬の三日月
令和三年二月十日
11
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雪の間を色とりどりの声をして走り遊びす子どもらの冬
令和三年二月九日
9
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朝の茶の湯気のなかなる茶柱のなにとはなくに佳き事のあれ
令和三年二月八日
12
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サッポロの冬は華やかコロボックルエルフカップル地下歩道ゆく
令和三年二月七日
7
札幌市中央区にある都市計画道路(...
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雪埋まる地蔵のかける前垂れのやや寂しげな一片の赤
令和三年二月五日
5
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三角の冬の星座の近き地にダイヤのダスト音なくに降る
令和三年二月四日
7
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スーパーの鬼のお面にふたりして子ども返りす豆まきの夜
令和三年二月三日
6
紙の鬼のお面
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月なくに雪ほの明かりいず方へ訪ねてゆくや雪鳴りの音
令和三年二月二日
10
キュキュって
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咳をしてもコロナ尾崎放哉コロナにないてわたしも一人山頭火
令和三年二月一日
0
(>_<) m(__...
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