舞 さん
のうた一覧
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恐竜は空翔ぶものへ進化する人も残れよつばさ持つもの
令和三年五月十六日
6
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通勤の途中の家の庭の花移ろう色を今日も愛でつつ
令和三年五月十五日
7
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むつみあうトキメキ無くも「アぁうぅん」と応える声に出でる飯や茶
令和三年五月十四日
7
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通学路小さ弟手をひいて歩む少女の瞳凛々しく
令和三年五月十三日
8
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滑稽で少し哀しい閉じてゆく物語りに棲むひとの世の吾
令和三年五月十二日
9
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美しく少し哀しく滑稽な童話に棲める僕らであるか
令和三年五月十一日
1
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この星に生きてある間のひと時はやや楽しまんこの皐月晴れ
令和三年五月十一日
11
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葉桜に春の名残りの水溜まり花の筏を見る者もなく
令和三年五月十日
10
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おさなごを抱く若母母の日の花を見ており子をあやしつつ
令和三年五月九日
9
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ひと夜ごと思い出愛でていつの夜か環りて終えて深き眠りに
令和三年五月八日
10
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誰がために残る桜か山桜誇ること無く見せんともせず
令和三年五月七日
9
見る人の なくとも咲ける 山桜
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サッポロの空に似合いのカモメ翔ぶま白のつばさ軌跡ひきつつ
令和三年五月六日
9
うみねこの 声に見上げる 皐月空
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鉢の子をしばし忘れて酒と風呂微睡み過ごす八十八夜
令和三年五月五日
5
生活の たつきとしての 鉢ひとつ...
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妻問いの鹿も隠りて音もなく降る春小雨に妻と散策
令和三年五月三日
5
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久遠なる刻を環りて不可思議の今ある吾の眺める夕日
令和三年五月二日
7
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現れつ消えつつ流る釧路なる大湿原に銀の春小雨
令和三年五月一日
6
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贅沢すひと夜泊まれる湯の宿の名しらぬ鳥と川の瀬の声
令和三年四月三十日
11
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ゴブリンやエルフら棲まう故郷の訛り懐かし夢の停車場
令和三年四月二十九日
10
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この月と同じ月見た十七の少年は無く月のみ清やか
令和三年四月二十八日
10
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仄やかに浮かびて静か桜木の清かに照れる月影のもと
令和三年四月二十七日
10
サッポロは桜咲き初めて
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