舞 さん
のうた一覧
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オリンピア笑みも泪もひと夏の語り継がれる神話へとなる
令和三年八月九日
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公園のベンチに休む歩み終え老いた背中に木洩れ日をうけ
令和三年八月八日
4
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紫陽花の色にそえたる立秋の夜に降る雨の遺す白珠
令和三年八月七日
4
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頑張って 妻わたしくる弁当の保冷剤のみ増えるこの頃
令和三年八月五日
4
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蝉時雨盛夏八月陽炎の揺れるごとくに咲く曼珠沙華
令和三年八月四日
7
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たけなわに炎夏盛りの夏休み疲れ知らぬか遊ぶ子の声
令和三年八月三日
4
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ペガサスの似合う青空羊蹄のアイヌカムイの山の凛々しく
令和三年八月二日
5
別名蝦夷富士。アイヌ語でマチネシ...
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夏休み子供ら居ない校庭にブッポウソウ鳴くふるさとの昼
令和三年八月一日
7
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オリンピア神に選らばる種子たちのやまとの国に花開くころ
令和三年七月三十一日
4
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月影は雲に隠れて酒鏡老い人のみを写す盃
令和三年七月三十日
7
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浴衣着た妻の姿に惚れ直すと言えるほどには歳を経にけり
令和三年七月二十九日
6
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イカロスは折れた翼を抱きつつ遠き飛翔の日々を夢みる
令和三年七月二十八日
6
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祭り無き街を見おろす岩木山日本晴れにも影は淋しげ
令和三年七月二十七日
10
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ひと去りていずちへ逝くか父母もあると思えばやや暖かく
令和三年七月二十六日
5
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自転車の女子高生のスカートの裾を気にする手のうつくしく
令和三年七月二十五日
4
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良寛の歌集をめくるその横で妻語りくる芸能ゴシップ
令和三年七月二十四日
8
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早きものあと残るものそれぞれに軽きむくろの蝉のひと夏
令和三年七月二十三日
7
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朝夕の涼しき風に生かされてあと幾たびの蝉の七日日
令和三年七月二十二日
4
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谺して深山の夏の草いきれ苦しきほどの命溢れて
令和三年七月二十一日
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吾の背に陽炎にさえ蝉時雨降りてぞ静かふるさとの道
令和三年七月二十日
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