舞 さん
のうた一覧
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ひとり居て秋の暮れゆく夜半の酒影と語らい月と戯れ
令和三年十月二十九日
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忘れてたひとを恋する心など思い出させる秋の夜の酒
令和三年十月二十八日
11
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濃紺のセーラー服のスカーフの結び目かたき霜降のころ
令和三年十月二十七日
6
冬たつを待つ霜降の頃
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秋の夜はものこそ思え独り酒沁みては苦き酔いにゆだねて
令和三年十月二十六日
9
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子の頃の菓子今食えばややビミョーこんなもんさと吾を慰め
令和三年十月二十五日
4
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宇宙の空ひかりゆく旅ひと名付く言葉うつくし光年という
令和三年十月二十四日
3
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乳飲み子を抱く母から豊穣の香のにおいたつ午後の小春日
令和三年十月二十三日
8
幼な子を 抱く若妻 乳房には 敵...
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ビニ傘に滴る雨の神無月桜紅葉に春を偲ばす
令和三年十月二十二日
5
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風呂帰り助手席の妻うとうととややスピードを控えめにする
令和三年十月二十一日
7
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翔ぶことを忘れて朽ちるピーターパン金色の粉ふる者もなく
令和三年十月二十日
3
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丸い月思い出させる若いころ恋したことを失くしたことを
令和三年十月十九日
7
「嘆けとて月やはものを思はするか...
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たまゆらの地に降るまでのいのちなるま白のままの雪虫の夢
令和三年十月十八日
11
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父母の諍う声に目をさます子はひたすらに瞳をとじて
令和三年十月十七日
7
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駆け巡る子らを追いかけ木枯らしもこの時ばかりはやや楽しげに
令和三年十月十六日
9
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みそひとつ音はつらなり言の葉の海みをつくしとどけあなたへ
令和三年十月十五日
5
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ひとよ経て朝に旅立つ何処かへいのちなりけり露の白珠
令和三年十月十四日
9
「朝立ちの小便までの命かな」 ...
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古き日の防波ドームの賑わいの樺太航路同じ汽笛す
令和三年十月十三日
8
旧樺太航路の発着場に通じる道路や...
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移りゆく山の端の色動かない雲などながめ秋は暮れゆく
令和三年十月十二日
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貝殻を妻と拾いて良し悪しとともに競える海はのたりと
令和三年十月十一日
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申し訳ありません。 「ひ...
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貝殻を妻と拾いて良し悪しともに競える海はのたりと
令和三年十月十一日
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