舞 さん
のうた一覧
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土塊に魂込め造る縄文の土器には残るひとの営み
令和三年十一月十七日
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縄文の土器には残る火の記憶遠きひとらの同じ営み
令和三年十一月十七日
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帰らざる眠りにつきし父母の語りかけ来る虎落音の風
令和三年十一月十六日
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忍び泣くおんなの声の降るような沁みいる雨の白き朝かな
令和三年十一月十五日
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明けゆくに 現れ出でる 女らの ...
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太占の骨鳴る音か火の酒の氷りを揺らし出でる面影
令和三年十一月十四日
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病んだバージョン 「太占の 骨...
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エクセルの画面に飽きてはぐれ雲眺め吐息す窓際の席
令和三年十一月十三日
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パソコンの 数字羅列に 四季もな...
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空高き北の大地の羊蹄の美し神の白き頂
令和三年十一月十二日
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ひと毎に スマホかざして 写真撮...
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囚人が紙飛行機を大空へ飛ばすごとくの我がうたであれ
令和三年十一月十一日
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大空へ 囚われひとの 飛ばしやる...
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翔べぬ身を鳴いて夕焼け染みひとつはぐれ烏の吾を嘲り
令和三年十一月十日
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氷細雨の珠を宿して枯れ薄果てゆく秋の語り部となれ
令和三年十一月九日
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おおよそは「パプリカ」ならん幼な児の外れた音に父もあわせて
令和三年十一月八日
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ふるさとの深山に立てる草木の慰霊の塔に秋は果てつつ
令和三年十一月七日
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母は姉姉は妹手をつなぎ姉は両手をしっかりと持ち
令和三年十一月六日
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「酒呑みが呑めんくなったらおしまいさ」父の背思う酒余す夜に
令和三年十一月五日
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人を恋う思いに染まるひとの身をなを染めてゆく秋のもみじ葉
令和三年十一月四日
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三日月のウサギを探す旅をして気付けば老いて見上ぐ満月
令和三年十一月三日
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ひと去りて素足冷たき砂浜の貝狩る妻に潮騒の音
令和三年十一月二日
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分け入れば身の染まりゆく紅葉のみ山も茂に赤や黄の山
令和三年十一月一日
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カムイらもコロボックルも冬支度「チカホ」行き交う人にまぎれて
令和三年十月三十一日
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札幌市さっぽろ駅と大通駅の間をつ...
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乙女子の眠たげな顔どんな夢見ては目覚める永久の秘密か
令和三年十月三十日
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地下鉄の朝
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