舞 さん
のうた一覧
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鳴き足りて軽き骸を悼みつつ蝉一匹の暮れてゆく夏
令和四年八月二十五日
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風の色季節は廻りて残される人のみ老いゆ彩りのなか
令和四年八月二十四日
7
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繁る葉の青葉の陰の木洩れ日も揺れて優しく秋を思わせ
令和四年八月二十三日
7
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幾つかの 追分の道 時は経る まあこれで良し 思えるほどに
令和四年八月二十二日
5
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秋桜は吐息するよに身を任す愁いをふくむ風は優しく
令和四年八月二十一日
7
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こめかみを 押さえ唸るも スプーンは 停まることなく サクサクキーン
令和四年八月二十日
1
頭キーンってなりません?
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イヨマンテ熊送りするコタンへと白樺の小径いざなう月夜
令和四年八月二十日
7
イヨマンテ 熊を神の国へ送る祭り...
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風鈴の 音寂しげに 盂蘭盆会 送り火灯す 跡ももうなく
令和四年八月十九日
7
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気が付けば何もできずに親不孝石の塊り触れて冷たく
令和四年八月十八日
8
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まだ胸に「連れてってくれ」おのれさえ 危うき旅に 声は残ると
令和四年八月十七日
6
満州、引上げの旅、怪我して動けな...
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終戦の 日より始まる 闘いの 引き上げの旅 祖国への道
令和四年八月十七日
4
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のたりいく雲を眺めて露天風呂胸へと満たす湯気と朝の気
令和四年八月十六日
7
はぐれ雲 のたりと生きて 朝の風...
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夕陽撮る つまの背を撮る 何時の日か同じ夕陽を語り合うため
令和四年八月十五日
6
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おもいでを独り語りて供養とす迎え火もなき盂蘭盆会かな
令和四年八月十四日
8
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電車待つ子ら立ったまま健康な羨まし食欲パンを喰う喰う
令和四年八月十三日
4
パクパクと 水染むように 部活終...
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夏祭り涼し浴衣に包まれた金魚をすくう貴女の指を
令和四年八月十二日
6
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くだらない意地と諦め風のまま浮くはぐれ雲足跡も消え
令和四年八月十一日
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ブランコに子ら遊ぶ声 吸われゆく青空高く 夏の暮れかな
令和四年八月十日
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ひと夜降る雨は白珠名なき花宿りて映す明ける青空
令和四年八月九日
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故郷と名付けた街の君もまたおんなじ月を見てるだろうか
令和四年八月八日
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