舞 さん
のうた一覧
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吹雪の日雪の女に逢ったこと妻に語ろかこんな夜だった
令和四年十二月二十四日
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子供らが雪にまみれて駆け笑う遊ぶそのなか雪ン子もいて
令和四年十二月二十四日
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あの子たち 誰だったっけ また遊...
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立呑みの燗に湯気立つコップ酒じわり染み入る酔いと温もり
令和四年十二月二十三日
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もふもふの防寒服の子らがゆくランドセルにも雪積もらせて
令和四年十二月二十二日
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掬えども指より落ちる粉雪の音も儚なく星凍てる夜
令和四年十二月二十一日
10
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たなごころ まず湯気の香を いただいて 染みる温もり 朝の味噌汁
令和四年十二月二十日
9
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よちよちと オモチャスコップ 幼子も 除雪手伝い 父の背を追い
令和四年十二月十九日
9
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火の酒と煙草と女赤い口場末の闇に文士の骸
令和四年十二月十八日
6
望むまま 死語とはなるか テ...
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朝焼けは恥じらう乙女頬の色染めて明けゆくこの雪の街
令和四年十二月十七日
8
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艶夢の朝にはたちて消えゆくもまだ男の子かと我を見直し
令和四年十二月十六日
8
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空に坐す カムイの道か 頂きを 雲へと白き 羊蹄の山
令和四年十二月十五日
6
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恋初めて死し少年の残滓のみ老いては巡る季節を悼みて
令和四年十二月十四日
7
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朝歩む雪踏む音の清しきを聞けば今年も冬は来にけり
令和四年十二月十一日
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指先に 触れては消える 雪虫の 命の果ての 北国の冬
令和四年十二月十日
9
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朝出でて弁当食いて暮れ帰る宝くじにも満たぬ世過ぎし
令和四年十二月九日
6
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祝祭の 華やぐ季は 記憶のみ 愛でつつ埋もる しめやかな雪
令和四年十二月八日
6
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手を伸ばし降る星屑か粉雪に触れれば消える傷も残さず
令和四年十二月七日
7
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まっさらな 子供心と ならなけりゃ うたは詠めぬか イヤ逆かもよ
令和四年十二月六日
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通勤す母に抱かるる赤ちゃんの安ら寝顔のやや羨ましくも
令和四年十二月五日
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雪曇り酔いて彷徨う迷い人有るや無きやの月を探して
令和四年十二月四日
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