舞 さん
のうた一覧
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遊廓の名残をのこす路地裏の暗き酒場に背をならべ酔う
平成二十四年九月十八日
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教えてよ気まま吹きゆく秋風よ故郷みちのく紅葉の色
平成二十四年十月三日
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離れ来て 今更恋し みちのくの ...
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秋の日は愛しきひとの髪を愛でともに染まらん山の紅葉に
平成二十四年十月四日
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今ここで生きているぞと鈴虫の凛と声するビル谷の隅
平成二十四年十月十三日
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背にひとつ負いた荷物の皆ありて重し軽しの言の葉虚し
平成二十四年十月二十二日
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枯れ葉には青葉茂れるひと夏の思い出のあり降れよ悔いなく
平成二十四年十月二十八日
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嬌笑を売る女らの盛り場の片隅に酔う堕ちゆくために
平成二十四年十一月十六日
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北国の思い出の雪純白の君濡羽珠の髪に降りゆく
平成二十四年十一月二十九日
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聖誕の祭り賑わう街の灯に背を向け野良はごみ箱へ跳ぶ
平成二十四年十二月十八日
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貴女へと積もりゆく雪ひと色の私の想い果てもなく降る
平成二十四年十二月十四日
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この冬も白椿咲く北風に丸める背中笑うがごとく
平成二十四年十二月十四日
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年の瀬は歳経る毎に逝くひとと残れるひとの事ど思わる
平成二十四年十二月十七日
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幾つかの病は持てど人なみに仕事へゆける感謝妻へと
平成二十四年十二月二十一日
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難波津に初雪の降る北風の貴女へと降る同じ色して
平成二十四年十二月二十四日
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爺婆が手を取り合って地下鉄の階段登る一歩一歩と
平成二十五年一月十八日
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カップルが 手つなぎ笑みて 語り...
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くだらぬと知りつつなおも持て余す矜持ひとつの密やかな傷
平成二十五年一月二十四日
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山茶花の朽ちゆく色の紅いを名残りとぞするひと冬の花
平成二十五年二月一日
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いつの日か また食べようか 法善寺 夫婦善哉 ほろ苦い味
平成二十五年三月一日
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申し訳有りません(>_&l...
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酔うほどに子供のごときわがままを妻へ語れるうち呑み楽し
平成二十五年三月二十七日
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この空に夕焼けのある不思議さよビル立ち並ぶコンクリの街
平成二十五年四月二日
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