舞 さん
のうた一覧
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移りゆく青葉に降りし雨白く漏れる吐息に秋来るを知る
平成二十三年九月四日
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秋来ると魁がけ照らす月影に公孫樹一葉色移ろいて
平成二十三年九月六日
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灯を止めて月浮かべれば安酒も酔いの巡りて憂さも忘れて
平成二十三年九月八日
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月影に磨かれし肌艶一夜珠と愛でるや露と濡れるや
平成二十三年九月九日
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見る人に影それぞれに差し照るも同じ一つの月のかわらず
平成二十三年九月十三日
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喜びも苦しみもある人の世に歌ひとつ詠むその有り難く
平成二十三年九月十四日
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拒みつつ与える君の乳房には温もりのあり苦しみのあり
平成二十三年九月二十三日
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温もりを 愛と名付けて 我がまま...
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一夜吹く風敷きつめる枯れ葉踏む果てなく高き青空の下と
平成二十三年九月二十五日
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奈良大和畝傍耳成あおによし尋ね訪ねて吉野への道
平成二十三年十月十二日
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あおによし 朗がら朗がらな 秋空...
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恥ずかしみ乳房与えし頤とがいの白鮮やかな君を恋する
平成二十三年十月十四日
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いざ酔はん君を想いてこの月と如何に応える影遥か君
平成二十三年十月十八日
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肌に立つ鋼ね刃冴えて溢る緋を啜すりて愛す君の全てを
平成二十三年十一月一日
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紅葉ばは流れも澄みし山川を錦とぞする風のしがらみ
平成二十三年十一月三日
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光源氏様、御歌ありがとう御座いま...
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ギヤマンの靴抱きしめた君がいて白馬に乗れぬ僕がいた夜
平成二十三年十一月七日
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神の坐す糺すの森の下鴨を雨に濡れつつ妻と参りて
平成二十三年十一月九日
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下鴨の 二葉葵の 睦まじく あや...
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愛情のひとつの形動物の病院繁し飢え人有るに
平成二十三年十一月二十日
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妻ひとり御せぬ男に寄り添いてともに歩める有り難き妻
平成二十三年十一月二十七日
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サヨナラと告げれば消える想いならこの傷跡を何と名付けん
平成二十三年十一月三十日
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離れ来て雪の便りも懐かしく公孫樹枯れ葉のこがね踏みつつ
平成二十三年十二月二日
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白きまま雨に濡れ咲く寒椿ふる里に降る雪の音する
平成二十三年十二月八日
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白きまま 濡れて散り落つ 寒椿 ...
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