舞 さん
のうた一覧
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日焼け顔笑みてこぼれる白き歯のジャージ姿の乙女らの風
令和二年七月二十七日
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埋もれゆく 身は つきるとも 澪つくし ひと 知らぬ火の 消えぬ うもれ火
令和二年八月三日
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吾の行く場所あるような大空の遠き夕陽の落ちるその先
令和二年八月十日
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枯れてゆく紫陽花の陰日の陰にひとり紅立つ曼珠沙華
令和二年八月十四日
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戦利品両手に提げてかあさんの袋溢れる値引きの値札
令和二年八月十五日
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言の葉を万葉ひとなら如何にせんすすき生いくる夏の逝く原
令和二年九月一日
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シャボン玉吹いて追いかく幼な児の手には残れる虹の記憶は
令和二年九月六日
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優しげな風は白色秋桜を揺らし語らす季節移るころ
令和二年九月八日
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雨あがる秋青空を颯爽と鳥一羽翔ぶ影風を切り
令和二年九月十七日
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何時からか遠きふるさと土の香に触れること無く歳を経るかな
令和二年九月二十九日
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疲れてはやや考えて座ろうかいやまだまだとシルバーシート
令和二年十月十四日
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蝶々の二頭たわむれ戯れて昇り下りす小春日の空
令和二年十月二十日
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幾日を残して咲くや野の花の冬来るまでの街の彩り
令和二年十月二十一日
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赤ちゃんが笑いて語る胸のなか母も応える同じ言の葉
令和二年十月二十二日
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紅顔の少年老いてうつりゆき降る紅葉に憂いは深く
令和二年十月三十日
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大雪の山波染めた紅葉は未練もなくて雪に真白に
令和二年十一月十五日
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ふるさとの訛り忘れて時を経て廻りて向かう山温かく
令和二年十一月十八日
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皆何処か鬼棲まわせて知る知らず幸か不幸か人それぞれに
令和二年十一月二十二日
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掌意味ある筋か来し方の歩みの跡かじっと手を見る
令和二年十二月五日
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歩みゆく 道しるべなり 歳経ては...
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子どもらの遊べる声や神遊び人と生まれて神のひと時
令和二年十二月七日
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梁塵秘抄 「遊びをせんとや生れ...
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