舞 さん
のうた一覧
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己が傷開くがごとく歌を詠む名知らぬ君の溢る紅
平成二十四年六月八日
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黒髪の驕りて艶な君今を想う日のくる霜降る夜に
平成二十四年六月八日
4
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吾れのみの憂さにはあらず居酒屋に立ち呑む人の背中優しく
平成二十四年六月七日
8
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ビル底に独りしあれば風に舞う白ポリ袋ゆくあても無く
平成二十四年六月七日
8
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色褪せた写真の友よ今如何に何時か語らん青雲の夢
平成二十四年六月六日
5
常しえの 流れも清き 石狩の 共...
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一編の詩を抱きつつ君の背の折れた翼の音を想える
平成二十四年六月六日
21
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見る人の 澄みし心に 高き空 真鏡映す 陸のおお海
平成二十四年六月五日
2
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吾がうちに炎のありや逝くときに今は残滓と笑みて語れる
平成二十四年六月四日
3
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一駅の淡き恋初む紅引かぬ朝日に艶々ポニーテールの君
平成二十四年六月四日
5
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鴉鳴け俯むき丸め擦り切れた勤め帰りの吾れの背中に
平成二十四年六月三日
7
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今日もまたひとつ歳老ゆ通勤の上り下りの朝日夕焼け
平成二十四年六月一日
9
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酔い果てて立ち呑み出れば涼風の吹き抜けてゆく空見上げよと
平成二十四年五月二十八日
8
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酒にても消せぬ憂さあり吾が影を踏みて歩める月を背にして
平成二十四年五月二十八日
14
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吾が横の妻の寝息の安らけく一日なるや幾星霜
平成二十四年五月二十七日
4
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逝く人をふと思ひ出す五月雨に降られて歩く葉桜の下と
平成二十四年五月二十五日
10
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日溜まりの彩り溢れ人愛でる花壇の陰に野の花の咲く
平成二十四年五月二十三日
14
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今日ひと日扱いかねて一杯の酒に浮かべて苦き憂さ呑む
平成二十四年五月二十一日
9
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浮き草の人の世なるや酔い棲まん夢や恋やと浮かれ迷いつ
平成二十四年五月二十一日
6
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オジサンもスマホかざして雲の間の日蝕を撮る少年の顔
平成二十四年五月二十一日
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犬連れた老婆の歩むあぜ道に田のかげは無し減反如何に
平成二十四年五月十七日
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