舞 さん
のうた一覧
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アルバムの見知らぬ笑顔夢望ぞむ瞳見返す時を隔てて
平成二十四年十一月一日
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変色し 開かれもせぬ アルバムに...
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街路樹を叩きつ歩む夜独り拳ぶしの血潮慰めとして
平成二十四年十月三十一日
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思い出をカランと貯める貯金箱いつか開けよう君とふたりで
平成二十四年十月三十一日
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陽炎の揺れる間に消ゆうたかたのひとよ集える宴哀しも
平成二十四年十月三十日
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泡沫の 集いて消える 人の世の ...
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枯れ葉には青葉茂れるひと夏の思い出のあり降れよ悔いなく
平成二十四年十月二十八日
5
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雨音をひねもす聞きて休日の妻と語りて秋は深けゆく
平成二十四年十月二十八日
9
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古都京都御所に雨降る秋の暮れ寄り添い歩む老い妻と吾れ
平成二十四年十月二十五日
4
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一日を終わりて酔いて帰り来て妻に怒らるこれもまた幸
平成二十四年十月二十二日
6
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背にひとつ負いた荷物の皆ありて重し軽しの言の葉虚し
平成二十四年十月二十二日
5
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手折らんと名知らぬ花に手を触らば枯るまで生くと秋風に揺れ
平成二十四年十月二十二日
10
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道端の花一輪の秋風に命果つまでひたすらに咲く
平成二十四年十月二十二日
8
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離れ来てはじめて青し大み空ふるさと遥か白雲のゆく
平成二十四年十月二十一日
4
ふるさとの 秋空如何に 紅葉の ...
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白雲の流れて高き大空をいずこに見上ぐ遥かなる青
平成二十四年十月二十一日
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日溜まりの温もり恋し夕暮れの今日を終えたる秋の寂しさ
平成二十四年十月十九日
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軽やかにサドルに乗った乙女らの髪颯爽と風に流れて
平成二十四年十月十八日
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ひと息に呑み干す酒に味はなくただ酔うために忘れるために
平成二十四年十月十七日
9
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味噌汁の椀一杯の温もりの優しく沁みる朝餉にも秋
平成二十四年十月十五日
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今ここで生きているぞと鈴虫の凛と声するビル谷の隅
平成二十四年十月十三日
5
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朝焼けを映して高くうろこ雲見上げて新た今日の一日
平成二十四年十月十二日
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踏まれても踏まれてもなお銀杏の地に落ちる香の命なりけり
平成二十四年十月七日
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