舞 さん
のうた一覧
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あらたまの願いをたくし松飾りささやかなれど祝い清めて
平成二十四年十二月二十九日
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老いて行くこの身に沁みる侘びしさよ一里塚なり暮れ正月も
平成二十四年十二月二十八日
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仕事場に誰が飾るかシクラメン赤ひと鉢に今日気が付けり
平成二十四年十二月二十六日
7
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おしなべて皆ささやかな願いなり聖夜に浮かる人に幸あれ
平成二十四年十二月二十一日
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聖誕の祭り賑わう街の灯に背を向け野良はごみ箱へ跳ぶ
平成二十四年十二月十八日
5
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年の瀬は歳経る毎に逝くひとと残れるひとの事ど思わる
平成二十四年十二月十七日
5
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呑みたくて飲む酒のあり男の子にはただ酔うために呑む酒もあり
平成二十四年十二月十四日
4
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この冬も白椿咲く北風に丸める背中笑うがごとく
平成二十四年十二月十四日
5
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コップ酒底に残りし憂さひとつ干してや熱く腹に沁み入る
平成二十四年十二月十二日
4
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雪衣纏といて白きふるさとの山遥かなり旅人吾れは
平成二十四年十二月十日
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ふるさとを 夢みて越える 幾夜か...
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街の灯の温もりの中もろ人の夢苦しみの煌めきてあり
平成二十四年十二月十日
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明日こそは世界が変わると信じつつ若者はまたひとつ年老ゆ
平成二十四年十二月十日
9
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ひとひらの雪を手向けん虚ろなる命の跡の虫のむくろに
平成二十四年十二月七日
4
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街灯に公孫樹裸木照らされて冬北風に胸張りて立つ
平成二十四年十二月六日
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木枯らしの夜半の音にや思われる津軽野の冬白岩木山
平成二十四年十二月六日
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浪花なる 明るき空の 12月 雪...
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世の中を憂しとやさしと痛むのは憶良に任せひとよを酔わん
平成二十四年十二月三日
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「世の中を 憂しとやさしと おも...
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雲天に飛行機の音遥かから空は閉ずとも目は伏せるなと
平成二十四年十二月二日
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熱燗の腹に沁みいる独り酒木枯らしの音肴とやせん
平成二十四年十二月一日
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街々に聖夜彩る輝きの光は如何にゴミ漁るひと
平成二十四年十一月二十九日
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ひとひらの雪悪戯にくちづけの記憶を残し触れ消えてゆく
平成二十四年十一月二十九日
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