舞 さん
のうた一覧
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むつみあうトキメキ無くも「アぁうぅん」と応える声に出でる飯や茶
令和三年五月十四日
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通勤の途中の家の庭の花移ろう色を今日も愛でつつ
令和三年五月十五日
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この苦ききちがい水のひと杯の酔いへと逃げて終えるいち日
令和三年五月二十一日
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五月空果てまで広き草原に草食む馬らのたりのたりと
令和三年五月二十九日
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海を見つ 広き青空 親子して 馬...
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ぬばたまに濡れて美し乙女子の恋初むころのみどり黒髪
令和三年六月十二日
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美しく少し哀しく滑稽な童話に棲める僕らであるか
令和三年六月十二日
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アンデルセン「私の生涯は一篇の美...
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静か夜の烏珠の髪火の酒と煙草の似合う女であった
令和三年六月二十日
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湯のまちを長閑に歩む老い人らいつ時いらい手をつなぎつつ
令和三年六月二十五日
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おさな靴 造るひとあり履く子あり思いをこめて履かすひとあり
令和三年六月二十七日
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うつつとも夢とも知らぬ不知火の香のみぞなごり思い出の君
令和三年七月二日
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雨もまたやさしげに降る文月の半夏生なる節季の夜に
令和三年七月七日
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七十二候の一つ。
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早きものあと残るものそれぞれに軽きむくろの蝉のひと夏
令和三年七月二十三日
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谺して深山の夏の草いきれ苦しきほどの命溢れて
令和三年七月二十一日
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夏休み子供ら居ない校庭にブッポウソウ鳴くふるさとの昼
令和三年八月一日
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月影は雲に隠れて酒鏡老い人のみを写す盃
令和三年七月三十日
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飄々と雲青空に独りいて寂しくはなし我もまた雲
令和三年八月二十日
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蝉時雨盛夏八月陽炎の揺れるごとくに咲く曼珠沙華
令和三年八月四日
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初浴衣泳ぐ金魚の彩りは宵の灯りにひとり涼しげ
令和三年八月六日
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「ねぷた」無き街にも秋の鱗雲岩木山立つ青空の上
令和三年八月十一日
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津軽では「ねぷた終われば秋」って...
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花の名を星の名を問う君の名も知りても問える恋初めし夢
令和三年八月十七日
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