舞 さん
のうた一覧
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いにしえの采女らの髪靡かせてまほろばの丘明日香風吹く
平成二十五年五月二十二日
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いざ君よ飲めや歌えやひと時の夢に酔い臥せ今その時を
平成二十五年五月二十日
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放埒に 夢さえ共に 語り酔う 若...
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駆け抜ける少女ら起こす旋風にバニラアイスの淡き香のする
平成二十五年五月十六日
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夕焼けにひと声鳴いていずこかへ消えゆく烏我と吾が影
平成二十五年五月十六日
6
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舞い踊る憂き世の舞台ひと坏の酒にやしかず傀儡酔え舞え
平成二十五年五月十三日
5
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雨の日に巣に籠もりたる燕らの子の鳴く声の微かなる夜
平成二十五年五月十日
11
見上げれば 雨に籠もれる 燕らの...
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屍を弔いて鳴け鵺烏日々朽ちてゆくこの魂を
平成二十五年五月六日
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朽ちてゆく 吾が魂の 屍を 弔い...
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ぶっぽうそう幽かに聞こゆ故郷の墓地へと参る子供の吾れと
平成二十五年五月五日
3
故郷の 墓地へと参る 少年の 記...
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妻選ぶ今日のネクタイ雨の日も明るくあれと浅き藍色
平成二十五年四月三十日
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一輪をトイレの隅に添えてゆく掃除夫のあり赤い野の花
平成二十五年四月二十九日
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掃除婦が トイレの隅に 一輪の ...
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母さんが前と後ろに子を乗せてチャリンコをこぐグイグイとこぐ
平成二十五年四月二十八日
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ベランダの色とりどりの洗濯と覇を競いたる鯉のぼりかな
平成二十五年四月二十七日
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制服の少女らの皆さえずりて電車の中に妖精の飛ぶ
平成二十五年四月二十六日
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来し方を顧みる夜の酒鏡写る吾が身の俄か狂言
平成二十五年四月二十六日
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来し方を 写してゆらら 杯の 舞...
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廃屋の窓からのぞく人形の首かしげたるぬくもりの跡
平成二十五年四月二十一日
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陽のもとに花咲き揃う卯月かな妻と眺めつただ歩きゆく
平成二十五年四月二十一日
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ただ歩む 卯月優しき 陽の下に ...
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墓碑銘は名も無い丘の片隅に君への言葉ありがとうと
平成二十五年四月十九日
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何時の日か 旅終えるとき ひと言...
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酔い心地朗がらにつつむ夜の風家路を照らす月も半月
平成二十五年四月十九日
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今朝もまた良き日であれと送り出す化粧っけ無き妻笑顔にて
平成二十五年四月十五日
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踏まれても踏まれてもなを道端に小さく咲ける名も知らぬ花
平成二十五年四月十四日
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