舞 さん
のうた一覧
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この夜も酔いてや臥せん朝日までこの一日を忘れるために
平成二十五年十月四日
2
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電車待つ親子並びて欠伸する秋のどかなる日溜まりの駅
平成二十五年十月一日
10
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産休の挨拶をする頬染めたその口元は母の笑みする
平成二十五年九月三十日
9
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地蔵尊手向けに咲ける曼珠沙華功徳を説くや蜻蛉一匹
平成二十五年九月二十九日
3
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歯は弱り足も萎えゆき頭頂の風も侘びしく秋は闌けゆく
平成二十五年九月二十七日
2
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ふるさとの風吹き渡る秋穂波空の高さよ山の青さよ
平成二十五年九月二十六日
1
ビル谷の 底にて偲ぶ 秋へゆく ...
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生き残る蝶一羽飛ぶ頼るべき花一輪も無き秋の野を
平成二十五年九月二十四日
5
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老夫婦人の流れに残されてベンチで茶飲む背を寄せ合いて
平成二十五年九月二十三日
4
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野の花の妻取り来るその名こそともに知らねどひと日愛でたる
平成二十五年九月二十一日
8
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破れ傘風に吹かれて街の隅俺もお前も行くあての無く
平成二十五年九月二十日
8
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汚れ無き少女の君も罪を持つ性と生まれる赤き唇
平成二十五年九月十五日
4
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ゴロリして台所する妻の音外の音など聞きつ微睡む
平成二十五年九月十四日
5
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何もかも打ち捨て去らん思えどもこの背の荷物重く哀しく
平成二十五年九月十日
4
ムシャクシャと 全てもの憂く 捨...
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絵馬ごとに願い感謝の弥栄に掛かりて直き神庭の朝
平成二十五年九月九日
6
かむながら 直き思いの 絵馬ごと...
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母の手に抱かれて胸に休みたる子の安らかにその見る夢は
平成二十五年九月八日
6
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下賀茂の糺の森を潤して白い雨降る貴女へ僕へ
平成二十五年九月七日
6
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一杯めまずカミサンに手を合わせ二杯三杯傍若無人
平成二十五年九月五日
4
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今日もまた糧得るために出勤す吾が背支える妻の声聞き
平成二十五年九月一日
5
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颯爽と吾れを追い越す若者ら何時かは知るやこの寂しさを
平成二十五年八月二十九日
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とぼとぼと 歩める吾れは 追い越...
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妻待てど夕陽の暮れる寂しさにたゆたい歩む吾が影を追う
平成二十五年八月二十四日
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