舞 さん
のうた一覧
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警戒し寝る親猫の首立てて丸める腹に子はすやすやと
平成二十六年十二月十日
10
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毎日が変わらぬ電車同じ道待つ者あらばひたすら歩む
平成二十六年十二月九日
10
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クリスマス祝う電飾ゴミ箱に蠢く影を人見えぬふり
平成二十六年十二月五日
4
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秋風が朽ちゆく身には沁みる夜独り静かに白珠の酒
平成二十六年十二月二日
8
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒...
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角打ちに肩をならべてコップ酒酔うひとときは背に羽の生え
平成二十六年十一月二十九日
10
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吹かれゆく果てはわからず木枯らしに問えばつれなく枯れ葉に聞けと
平成二十六年十一月二十六日
6
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モノリスの無機質な街何時の日か君降臨し色彩よ湧け
平成二十六年十一月二十四日
5
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指先に触れる骸の儚くも白ひと色の雪虫のふる
平成二十六年十一月二十三日
8
雪虫の 指に残れる むくろには ...
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「台風は低気圧へと渦も消え」んっ?何それって「アナタのあたま」
平成二十六年十一月二十二日
5
天気図を 眺める妻の 何気なく ...
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ビル建てるクレーンの先輝いて朝日差しくる墓石の街に
平成二十六年十一月二十日
6
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朝妻がアイロンがけすワイシャツの木枯らしのなか温もり残る
平成二十六年十一月十九日
8
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路地裏の暗い酒場に肩並べ呑む苦酒に傷を舐めあう
平成二十六年十一月十八日
7
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曙の美空に謳う光りらの満ち溢れくる今日も歩めと
平成二十六年十一月十七日
6
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吾れのみの空の色にはあらぬとも秋にもの憂き青の広がる
平成二十六年十一月十四日
8
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健診の結果表来る枯れ落ち葉眺めるように封開けて見る
平成二十六年十一月十三日
6
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白き頬憧れ知るやポニーテル誰がためおろすその黒髪を
平成二十六年十一月十二日
8
紅ひかぬ 赤きくちびる 誰の名を...
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寝込んで見上げる窓の曇り空降るや降らずや休日のたり
平成二十六年十一月十日
5
ごろごろと 為すことも無く 休日...
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小春日和に親子ら遊ぶ公園のベンチの隅に人独り
平成二十六年十一月八日
4
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木洩れ日のたゆたう径を赤や黄の落ち葉踏みつつ小春日和妻と
平成二十六年十一月七日
7
紅葉の そよぎて優し 木洩れ日の...
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うばぁちゃちぅ はだっばぃぶぅう 子の語るぼっちゅゅうだぁ 母のみわかる
平成二十六年十一月六日
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ベビーカーの ストッパーしても ...
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