舞 さん
のうた一覧
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通勤の電車の窓に映る影気づけば吾の老いの姿か
平成二十七年二月二十三日
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暖かげ母の後追うモコモコのダウン着た子がトコトコとゆく
平成二十七年二月二十二日
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大らかに恋バナ語る乙女らの頬艶やかに春待ちかねて
平成二十七年二月十九日
4
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テクテクと今日も一日歩みゆくわき目もふらず空も見上げず
平成二十七年二月十八日
4
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何ひとつ誇れるものも無き旅に見上げて白し曙の月
平成二十七年二月十四日
9
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踏まれても践まれてもなを此処でしか生きてゆけぬと名も知らぬ花
平成二十七年二月十二日
12
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明けぬ夜をさまよい巡り気がつけばまた同じ道同じ花咲く
平成二十七年二月十一日
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雪如何に清女に倣いカーテンを掲げて眺む薄化粧かな
平成二十七年二月十日
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「積もった?」妻問う声に カーテ...
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宅配のパーティーピザがバイクから運ばれてゆく家の灯りへ
平成二十七年二月九日
4
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群れ歩む夢見る日々や学生ら過ぎては偲ぶ花盛る森
平成二十七年二月八日
3
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かえり見る人無きほどの夕焼けも胸には重く旅をゆく者
平成二十七年二月七日
4
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正月に妻と列びて貰いくる干支の置物まだ新たなり
平成二十七年二月二日
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暮れなずむビルのてっぺん鳩二羽が何を眺める夕焼けの空
平成二十七年一月三十一日
5
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寒々と風吹き渡る路地裏に猫鳴き消える神いない街
平成二十七年一月三十日
4
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冴え月の光りも寒く帰る人うつむき急ぐ家の灯りへ
平成二十七年一月二十九日
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愛しいと思える人のささやかな幸負う者らの通勤電車
平成二十七年一月二十八日
3
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ひたすらに今日も歩みて何時の日かたどり着くのか地図に無い街
平成二十七年一月二十七日
2
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音も無くそぼ降る雨におぼろ立つ通天閣のネオンほのぼの
平成二十七年一月二十四日
4
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通勤す人を嘲る明け鴉カァと一声空へ飛びゆく
平成二十七年一月二十二日
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野良猫がビルの裏路哀れげに鳴いて見上げる月寒々と
平成二十七年一月二十一日
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