舞 さん
のうた一覧
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ひと枚の桜散り置く妻の背を眺めて歩み独り花見す
平成二十七年四月一日
9
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時守の眠り醒ますな花の夜暫し留めん繚乱の春
平成二十七年三月三十一日
17
刻守る 神も惑わせ 花の夜 留め...
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荷物持つ老婆に立てる子のありて連れなる母の笑み頭撫で
平成二十七年三月二十九日
8
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妻選ぶ今日のネクタイ春色に染まりゆく空花に添えたり
平成二十七年三月二十八日
8
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旅に生き倒れ臥し見る山桜吾が屍を隠せ散る花
平成二十七年三月二十七日
8
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母の負う妹を気遣い手を添える少女の笑みは姉の顔する
平成二十七年三月二十六日
7
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弥生ゆく心惑わす春風にさまよい出でる花狩人は
平成二十七年三月二十三日
9
弥生吹く 風に誘われ 気もそぞろ...
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春麗らのたりと妻を胸に抱き見上げる窓の青空長閑
平成二十七年三月二十一日
5
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カミさんの弁当持ちて朝の旅道変わらぬも今日のおかずは
平成二十七年三月十八日
11
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明けてゆく無限視界の大空に飛行機雲の白ひと筋に
平成二十七年三月十六日
5
天空の 青引き裂いて 一本の 迷...
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電車へと手ふる幼子母もまた「電車行ったね」子の頭撫で
平成二十七年三月十五日
8
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老夫婦ともに杖つき支えあい歩みて来るや背で語りつつ
平成二十七年三月十二日
6
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花や蝶色とりどりに競えども枯れれば同じ夢の浮き草
平成二十七年三月十日
3
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軒競うビルの谷間に蟻達の群れて消えゆく街の一日
平成二十七年三月七日
5
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ビル建てるクレーン高く暁に指し示したる明けの明星
平成二十七年三月六日
7
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流れゆく星果てる街何処かに待つ人あらん旅人独り
平成二十七年三月四日
4
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ほら耳をすましてごらん聞こえるよ春の囁き愛してるって
平成二十七年三月二日
2
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目覚めたる夜中に響くトクトクと時刻む音追いかけてくる
平成二十七年二月二十七日
4
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グッバイと笑って消える人生を生きてはみたくまだ修行中
平成二十七年二月二十六日
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花守は如何に御座すや問う風の色まだ寒き如月の春
平成二十七年二月二十五日
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