舞 さん
のうた一覧
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何想い寝れぬ夜過ごす乙女子の揺れる電車に寝息安らか
平成二十七年九月七日
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晩酌のまずは一杯息ひとつホッと溢れて今日を終えたり
平成二十七年九月六日
13
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黄昏る夕日を映す吾れの背に寄り添う妻をいかにかもせん
平成二十七年九月五日
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しょぼくれた オッサンの背に 寄...
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蝶いち羽ふわりふわりと秋の日に何もを語るか枯れゆく花と
平成二十七年九月四日
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枯れてゆくミニトマトにも意地ひとつ赤い実の成るまだ負けぬぞと
平成二十七年九月二日
15
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とおい日の花火のいろの あざやかに 思いいでくる 君のうたから
平成二十七年九月一日
10
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ゆく夏の祭り仕舞いの夜は更けて帰る浴衣に鈴虫の声
平成二十七年九月一日
13
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ビキニ着て肌もあらわにマネキンのちょっと寂しげ虫鳴き初める
平成二十七年八月三十一日
13
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通学の子らの日焼けの夏なごり海山川の香の懐かしく
平成二十七年八月三十日
12
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いち日を終えて我が家の戸の前で負う荷を隠し聞く「おかえり」と
平成二十七年八月二十九日
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懐かしの 偲びし ひとの たまずさの みずくき 涼し 夏のゆくころ
平成二十七年八月二十七日
17
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鳴き残る蝉一匹のど根性素知らぬ顔で吾にもあれかし
平成二十七年八月二十六日
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涼しげな 顔をしつつも 内にあれ...
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雲高き旅の途中の空の色黄昏ゆくもいざ立ち行かん
平成二十七年八月二十五日
17
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うつろいて去り逝く季節に残されて廻ることなき人の老いゆく
平成二十七年八月二十四日
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クーラーを頼りに妻とゴロゴロとマグロ二本ののたり休日
平成二十七年八月二十三日
12
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幼きの妻の写真を眺めれば妻には妻の人生のある
平成二十七年八月二十二日
16
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ストレスか?食生活か?頭頂を妻何気なくグサリひと言
平成二十七年八月二十一日
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あわてては今日の講義のテキストを探す夢見る時は遥かに
平成二十七年八月二十一日
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人の世は俄漫才からまった操り糸の酔いどれ傀儡
平成二十七年八月二十一日
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誰買いて与えたまうや通勤の無事を祈りて揺れるお守り
平成二十七年八月二十日
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