舞 さん
のうた一覧
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くちびるを あわせも せずに 別れきし ときに しのばゆ 恋初めしころ
平成二十九年一月二十七日
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肩寄せて雨の堂島薬師堂徒な新地のネオンの陰に
平成二十九年一月二十六日
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推古天皇の時代から当地にあったと...
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行きずりの美しきひと君に似た面影未だ忘れずにあり
平成二十九年一月二十五日
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まだ暗き寒き厨に妻立ちて朝餉弁当作る音する
平成二十九年一月二十四日
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明星に背向けて入る立呑に今日の荷下ろすもっきり一つ
平成二十九年一月二十三日
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音無くに雪積む街に君ありて寂しからずや吾の名を呼べ
平成二十九年一月二十二日
11
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ふたりしてたまの贅沢お寿司屋へ百八円のお皿分けつつ
平成二十九年一月二十一日
11
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バラモンの秘蹟欲しくも追憶の君目覚めさす口づけとして
平成二十九年一月二十日
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たまゆらに幽すかに笹の音擦れの寒き風あるこの夕べかな
平成二十九年一月十九日
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幾山河超え来て見ればふたりして苦しき事も笑い話に
平成二十九年一月十八日
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地図に無き街のあるらん人の世の憂い無き街夕焼けの果て
平成二十九年一月十七日
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雨宿るお初天神影ふたつにじむネオンにそっと寄り添う
平成二十九年一月十六日
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赤い花愁う吐息に二つ三つ花片の堕ちる音も無き午後
平成二十九年一月十五日
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星ひとつ宵の明星輝きて吾をみちびく家族待つ家
平成二十九年一月十四日
12
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この歳の父を偲べば晩酌す手つきの似たる吾となるかな
平成二十九年一月十三日
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風邪引けば背をさすり来る妻の手の「大丈夫か」と言葉は無くも
平成二十九年一月十二日
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老う母の吾を呼ぶ声いつまでも変わらぬままに変わらずにあれ
平成二十九年一月十一日
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密やかに少年みいる振り袖の成人式のおみな姿に
平成二十九年一月十日
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知る時は千々に惑いて知らぬなら憂いも無くて恋てう不思議
平成二十九年一月九日
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「しれば迷いしなければ迷わぬ恋の...
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北国の彩りならん冬耐える木々には白き雪の花咲く
平成二十九年一月八日
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