舞 さん
のうた一覧
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翳りゆく夏を弔う鈴虫の声はきこえず蝉むくろかな
平成二十九年九月四日
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セレブらの夢のグルメは知らぬともこの晩酌の妻の手料理
平成二十九年九月三日
9
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外国の強面顔も奥さんの意味は知らねど声に従い
平成二十九年九月二日
3
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晩酌し妻にせがまれ足揉みつ揉みつ一杯また揉みつ
平成二十九年九月一日
9
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陽差し降る目にも優しく木漏れ日の緩やかに揺れ葉月つごもり
平成二十九年八月三十一日
12
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我を待つひと居る家へてくてくと鳴き初む虫の声を聞きつつ
平成二十九年八月三十日
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読み返し気付いてみれば胸の内心の色の歌にあらわる
平成二十九年八月二十九日
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過ぎ去りし時のみ偲ぶ短か夜に気づけば初める鈴虫の声
平成二十九年八月二十八日
7
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墓碑銘は悔いのみ多きひとの世に二三の歌を遺し逝けると
平成二十九年八月二十七日
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星望む 小さな岡に「ありがとう」...
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思い出は哀しかるべきひと偲ぶときは経るとも恋は恋なり
平成二十九年八月二十六日
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北大地逞しきひと棲み生きる開く原野の果てなきみどり
平成二十九年八月二十五日
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地平へと 続く田畑の 実り成す ...
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目覚めては今日いち日のなにかにのただ疎ましく鳥にしあらねば
平成二十九年八月二十四日
7
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季節ごとに目にや耳にや移ろいの影はさしけり虫鳴き初める
平成二十九年八月二十三日
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柔肌を惜しげも見せず陽にさらし夏の乙女子神のごとくに
平成二十九年八月二十二日
9
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八月に君を偲べば真夏なるねぷた祭りの艶やかな夜
平成二十九年八月二十一日
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日本のおんな美し浴衣着てあげし黒髪凛と清げに
平成二十九年八月二十日
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遠い日に交わす言の葉いくたりか浮かび消えゆく酒の揺らぎに
平成二十九年八月十九日
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泣くごとき雨に睦まじ道祖神ひと去る村を濡れつ守りて
平成二十九年八月十八日
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戻りゆく面影送り灯す火の消えぬ間に呼ぶゆくひとの名を
平成二十九年八月十七日
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「辛くなる」終戦特集テレビ消す母の記憶は歳ごと重く
平成二十九年八月十六日
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思い出を 訥々語る 言の葉に 尽...
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