舞 さん
のうた一覧
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望月のみちゆく果ては知らぬとも今を盛りとみのる豊穣
平成二十九年九月二十四日
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夕焼けの雲見る日々の夕暮れの過ごす日ごとの空の色かな
平成二十九年九月二十三日
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何時からか秋と言うらん銀杏の緑なる実のたわわなる頃
平成二十九年九月二十二日
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秋桜を置き去りにしてアキアカネ語りたりぬと花はゆらゆら
平成二十九年九月二十一日
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出張のビジネスホテルかみさんの弁当開く温きひと時
平成二十九年九月二十日
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竹を刈る音もの哀し千里なる住宅街の竹林の跡
平成二十九年九月十九日
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昭和の万博前、開発以前は竹林の原...
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忘れてた遠い昔の恋などを思いださせる鈴虫の聲
平成二十九年九月十八日
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いつ頃か見初めし妻と経る時を数え忘れて幾星霜
平成二十九年九月十七日
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妻ありて我また居りて秋の夜に我は良いつつ妻テレビ見つ
平成二十九年九月十六日
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弥や栄に鳴く鈴虫に包まれてゆく家路には朗ら月影
平成二十九年九月十五日
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上弦の月は明くに我が胸の内にとどかぬ冷コップ酒
平成二十九年九月十四日
6
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言問いしひと今如何にみやこ鳥鳴くな昔を偲べしのべと
平成二十九年九月十三日
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「言問」という名称は在原業平 ...
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踏まれても踏まれてもなお雑草は見るひと無くもその花を咲く
平成二十九年九月十二日
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萩咲きて荒れたるままの生け垣に花見る頃の秋はつましく
平成二十九年九月十一日
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誰の名を君問いたまう胸深く秘めしひとの名その唇に
平成二十九年九月十日
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吊り革をつかむ老婆の細腕に刻まれてあり人生のしみ
平成二十九年九月九日
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雨はふる音もなく降る原爆のドームへと降る祈るひとにも
平成二十九年九月八日
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ドームへと 雨は降りゆく 訪うひ...
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からす鳴け鳴いて笑えよこの俺を今日もくだらぬ一日終えて
平成二十九年九月七日
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清い死を夢見る頃の乙女子の春のおごりの髪美しく
平成二十九年九月六日
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与謝野晶子 「その子二十櫛に流...
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たそがれる夕日を受けて一つ背も淋しくはなし暮れてゆくのみ
平成二十九年九月五日
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