舞 さん
のうた一覧
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落ち葉降る音の淋しき秋の夜はひとり冷たい酒に酔いけり
平成二十八年十月十七日
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故郷は変わらぬままか山川は校舎に照らす夕陽の色は
平成二十八年十月十六日
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風につれ雨降るごとき木漏れ日の落つ葉に揺れる紅葉の径
平成二十八年十月十五日
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月影の朗らな今宵ポンポコも踊り来るよなあぁそりゃオレか!?
平成二十八年十月十四日
14
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前後ろ母子三人ママチャリに顔は見えぬも笑み語らいつ
平成二十八年十月十一日
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緑児を抱きて笑みし若母の乱れ髪すく指の美し
平成二十八年十月九日
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滅びゆく秋の花へと蝶いち羽風吹くままにともに寄り添い
平成二十八年十月八日
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帰りなんいざ故郷へ若き母父まだおわす遠きわが家へ
平成二十八年十月七日
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老いゆきて農夫手放す田畑の嵐いかにと問う酔いのうち
平成二十八年十月六日
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酒飲みてはしゃぎて楽し歳は過ぎ苦き噛み沁む酔いは静かに
平成二十八年十月四日
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朝餉成す音目覚めつつ暫くに妻起こし来る今日の始まる
平成二十八年十月三日
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鍵盤の白きに触ればひとつ音の指に冷たき秋の日の色
平成二十八年十月二日
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ネット地図そぞろ歩める懐かしき街は虚しく君あらなくに
平成二十八年十月一日
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秋晴れの朝に白き東雲に夜長を残る有明の月
平成二十八年九月三十日
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蜻蛉追い夕陽に追われ帰りゆく山河はいかに雲に問えども
平成二十八年九月二十八日
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故郷の 山河は如何に 友がきは ...
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帰りきて仏壇拝む母の背の小さくなりゆ吾を負う背は
平成二十八年九月二十六日
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豊穣の稲穂波立つ空高み果てなき青にはぐれ雲ゆく
平成二十八年九月二十五日
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わたくしの構成要素のひと欠片時に意味無く胸沈ずませる
平成二十八年九月二十四日
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音無くに花を朽だせる秋雨に侘びしく宿る虫も我が身も
平成二十八年九月二十三日
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鈴虫の声を肴に一杯の酒酌む夜の秋は更けゆく
平成二十八年九月二十二日
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