舞 さん
のうた一覧
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しんしんと雪積む音の夜は妻と炬燵晩酌思い出語り
平成二十九年二月五日
18
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山茶花の散りて果てゆく春までにまだひと時の赤い花咲く
平成二十九年二月四日
17
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冬朝に群れては白きJKの脚寒からな目に美しも
平成二十九年二月三日
9
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ひと時のにわか無頼の迷い人場末立呑み啜る冷や酒
平成二十九年二月二日
12
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ときとして荒れたる妻の手に語る言葉にはせぬ思いひとこと
平成二十九年二月一日
21
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子をあやす旦那従え買い物す母は穏やか笑み浮かべつつ
平成二十九年一月三十一日
12
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前歩むオッサンの肩うつむくに同じ荷を負う我が背の続く
平成二十九年一月三十日
11
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木枯らしの吹くも楽しと子どもらの風追いかける笑いコロコロ
平成二十九年一月二十九日
10
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難波津の風や解くらん淀川にゆらり水鳥陽にのたりかな
平成二十九年一月二十八日
12
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まだ暗き寒き厨に妻立ちて朝餉弁当作る音する
平成二十九年一月二十四日
15
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明星に背向けて入る立呑に今日の荷下ろすもっきり一つ
平成二十九年一月二十三日
13
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ふたりしてたまの贅沢お寿司屋へ百八円のお皿分けつつ
平成二十九年一月二十一日
11
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幾山河超え来て見ればふたりして苦しき事も笑い話に
平成二十九年一月十八日
13
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地図に無き街のあるらん人の世の憂い無き街夕焼けの果て
平成二十九年一月十七日
16
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赤い花愁う吐息に二つ三つ花片の堕ちる音も無き午後
平成二十九年一月十五日
19
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星ひとつ宵の明星輝きて吾をみちびく家族待つ家
平成二十九年一月十四日
12
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この歳の父を偲べば晩酌す手つきの似たる吾となるかな
平成二十九年一月十三日
12
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風邪引けば背をさすり来る妻の手の「大丈夫か」と言葉は無くも
平成二十九年一月十二日
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老う母の吾を呼ぶ声いつまでも変わらぬままに変わらずにあれ
平成二十九年一月十一日
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密やかに少年みいる振り袖の成人式のおみな姿に
平成二十九年一月十日
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