舞 さん
のうた一覧
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惚れながらなぜか別れたひとなどを思い出させる雨の紫陽花
平成三十年八月十日
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青春と人の名付ける疼痛のいまだに残る吾がとしの暮れ
平成三十年八月九日
11
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夏休み部活の子らも帰り去り夕日の影も淋し校庭
平成三十年八月八日
10
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夏送るねぷた祭りの華やぎのすぎてや秋の立つ風の色
平成三十年八月七日
18
津軽では「ねぷた過ぎたらもう秋だ...
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夕張の安売りなれどメロン買い妻と親しむ休肝日かな
平成三十年八月六日
9
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虚ろなる歩く容器の吾が身かな移ろう日々に色を褪つつ
平成三十年八月五日
8
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帯広の街はさびしよ果てなくに道真っ直ぐな地平線へと
平成三十年八月四日
13
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世界中この部屋以外消えたよな妻傍らに静か夜の酒
平成三十年八月三日
8
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母と子のおそろい帽子麦ワラの大き小さきヒマワリの夏
平成三十年八月二日
11
小さ子の 母とお出かけ 麦わらの...
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公園に子供ら遊ぶ声を聞きしばしのたりと空の雲など
平成三十年八月一日
8
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オシメへと出せと諭され泪出た病み伏す母の笑みつつぶやく
平成三十年七月三十一日
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伏す身には まろぶも怖し ここで...
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野の花にすぎたる雨の民草の願い聞きませ八大竜王
平成三十年七月三十日
11
「時により過ぐれば民の嘆きなり八...
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ぎこちなく裾を押さえた浴衣着のおみな指先金魚泳いで
平成三十年七月二十九日
11
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安らけき寝顔を見ればあどけなく優し素振りの妻ではあるが
平成三十年七月二十八日
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通学のはしゃぐ子どもの声の無くやや淋しげなこの朝餉かな
平成三十年七月二十七日
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生くための糧となるべき夢を食み満ちることなく日々の消えゆく
平成三十年七月二十六日
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健やかな少女の脚や二の腕の小麦色なる日に焼けし跡
平成三十年七月二十五日
9
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残滓なる吾が身を悼み追憶にひとり沈める時の水底
平成三十年七月二十四日
10
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浴衣着て髪をあげたる襟あしの白きうなじのおみな背姿
平成三十年七月二十三日
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空広き夏の大地の北の街さやかに歩む風を感じて
平成三十年七月二十二日
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大通 とうきびワゴン 公園を 歩...
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