舞 さん
のうた一覧
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赤ちゃんをあやせる母の言の葉の優しつぶやき吾も和ます
平成二十九年十一月十七日
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何となくひとの恋しき秋の暮れ熱燗すする立呑みの隅
平成二十九年十一月十六日
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輪廻する花にはあらぬひとの身の咲くこともなく冬に老いゆく
平成二十九年十一月十四日
8
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青雲を抱きて出でしふるさとを懐かしむともはや異邦人
平成二十九年十一月十三日
10
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朝焼けの今日は良きことあるようなそんな気させる明ける青空
平成二十九年十一月十二日
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飢えてある人であれかし若き日の思い虚しき腹を撫でつつ
平成二十九年十一月十一日
9
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たそがれる吾が背に添えし妻の手の馴染みて長き時の愛しく
平成二十九年十一月十日
13
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水面には風のしがらみもみじ葉の色のたゆたう秋の奥入瀬
平成二十九年十一月九日
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山川に風のかけたる しがらみは流...
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マッチ売る少女もいない街角に野良猫のそり木枯らしに立つ
平成二十九年十一月八日
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あの頃は子供であったとようやくに思えるほどの老いの秋かな
平成二十九年十一月七日
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見渡せば残すものなき秋の暮れ吾を弔う野辺のいち輪
平成二十九年十一月四日
10
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月なき夜酒かたわらに古友と花持て語れ青春の日々
平成二十九年十一月三日
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たまさかに鏡に映るこの顔の父に似てくる歳ゆくほどに
平成二十九年十一月一日
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生きるのが下手な俺へとついてくる愚痴も言わずにカミさんひとり
平成二十九年十月三十一日
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黄色帽並ぶ園児のそれぞれに待つひとのあり託す夢ある
平成二十九年十月三十日
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めぐる季節去りゆく日々を振り向けど枯れ葉並木に風のみぞ立つ
平成二十九年十月二十九日
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踏みしめる吾が足音も虚ろなる夢なき街に棄てし年月
平成二十九年十月二十六日
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夕暮れにもの思わせて降る時雨滴る音も染める秋色
平成二十九年十月二十五日
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寒いねと語り合いつつ明ける朝妻はゴミ出し我は会社へ
平成二十九年十月二十四日
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山風のひと夜の夢に紅葉らのみだらに濡れて染める秋色
平成二十九年十月二十三日
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