舞 さん
のうた一覧
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つり革を掴むおみなのマニキュアもやや秋色の長月の暮れ
平成三十年九月十九日
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道端の名を問うことも無き花の踏まれてもなを咲く逞しさ
平成三十年九月十八日
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「HKT48成長記」
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街の灯が消えているから星たちがあんな沢山みな輝いてる
平成三十年九月十七日
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街の灯の 消えてぞともる 石狩の...
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月のみは静かに照らすネオンなき北のすすきの大なゐの夜に
平成三十年九月十六日
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華やいだセーラー服の乙女らも母となるらん命かけつつ
平成三十年九月十五日
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老いらくの恋などしたき夕暮れのひとこいさせる茜雲かな
平成三十年九月十四日
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明日また一日過ごし老いてゆくただそれだけの今日も過ごして
平成三十年九月十三日
11
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新枕交わせる乙女なれの果ていびき健やに吾れを押しのけ
平成三十年九月十二日
12
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憂いつつ老いゆくひとの思いなど時知らぬがにかけ駆け抜けて
平成三十年九月十一日
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ひと憂う そんな思いも 知らぬが...
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大風にた折れし枝のその間から日さして生いるみどり新たに
平成三十年九月十日
12
台風を過ごして木々のそちこちに枝...
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子の頃に食べし弁当思い出を病み臥す母と語る病室
平成三十年九月九日
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朝毎にこの駅で乗り終えてまたこの駅に降るまた今日も過ぐ
平成三十年九月八日
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夜半地震寄り来る妻を庇いつつややこの時は男のこ示せる
平成三十年九月七日
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嵐吹くひと夜を過ごし明く朝に素知らぬ顔で咲く野辺の花
平成三十年九月六日
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古ひとの伝える知恵のやま風の二百十日のむべ嵐なる
平成三十年九月五日
5
九月一日、二百十日でした。
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いつまでも若くはないと鏡見つふと聞こえくる小さき妻の背
平成三十年九月四日
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優しげな風にたゆたう花ながめひねもす寂しひと日終われる
平成三十年九月三日
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オイ蜘蛛よ風に吹かれて飛ばされるぞ行き着く先でまた巣を張るさ
平成三十年九月二日
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札幌の葉月みそかに秋桜へ滴る雨は秋を告げつつ
平成三十年九月一日
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こわい夢見たとつぶやき吾が指をさぐりて握り妻また寝入る
平成三十年八月三十一日
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