舞 さん
のうた一覧
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酒のうみ思い出の舟浮かべては揺らす言の葉われとわが影
平成三十一年一月十六日
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杖つくも歩行車使うも人なれば生きてある間は前に歩みて
平成三十一年一月十五日
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雪道を 介護歩助車で ヨタヨタと...
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幼きもおませも共に粉雪を肩で風切り澄まし顔ゆく
平成三十一年一月十四日
3
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いつの日か君の記憶の片隅で消えた言葉を僕は語ろう
平成三十一年一月十四日
8
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父逝くに人はゆずり葉つぶやける母もまた逝く吾もゆずり葉
平成三十一年一月十三日
8
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いにしえを偲べる山河二風谷の沙流川のぞむ義経神社
平成三十一年一月十二日
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蝦夷地探検の命を受けた近藤重蔵ら...
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空中の湿度の凝りて星屑の光り砕けて降るごとく降る
平成三十一年一月十一日
8
「細氷」大気中の水蒸気が昇華して...
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駅トイレ便器を洗う掃除婦のまるき背中の母の背に似て
平成三十一年一月十日
11
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交わすべき衣の結び解く指にときめきふれる哀し遠き夜
平成三十一年一月九日
11
夜に秘めて 衣の結び とき交わす...
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生きてきた足跡のみをひと片の言の葉のなき詩と遺して
平成三十一年一月八日
11
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星をゆく銀河鉄道停車場を仰ぎて探すふるさとの空
平成三十一年一月七日
9
故郷の そら やま かわに 忘れ...
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ひとの世を憂きと思えどゆく時を止めるすべ無き老いの坂道
平成三十一年一月六日
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山茶花の落ちるばかりの紅の花の色映ゆ冬の青空
平成三十一年一月五日
9
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スフィンクス問い来る謎に答えんとひと歩みゆく時の流れを
平成三十一年一月四日
7
「朝は四本足、昼は二本足、夕は三...
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遺産たる貯金通帳出入りする数字に偲ぶ母の足跡
平成三十一年一月三日
8
残されて ひとり生きたる ささや...
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雲などを眺めてみたり気が向けば餅など喰いつ晴れ寝正月
平成三十一年一月二日
9
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目覚めては共に布団で「おめでと」と妻と交わして年の始まり
平成三十一年一月一日
13
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いち年の厄をみそぎて新珠の佳き歳なれと妻すす払い
平成三十年十二月三十一日
10
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健やかな食欲羨まし駅ホーム少女パクつくパンの美味げに
平成三十年十二月三十日
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華やかに舞い降り積もるススキノのネオンに染まる白雪の肌
平成三十年十二月二十九日
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