舞 さん
のうた一覧
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明けてゆく休日の朝長閑なる街の音聞く妻を抱きつ
平成三十一年三月十七日
11
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ひとときの吾は落人キスグレて何もかも憂く酒場の隅に
平成三十一年三月十六日
7
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なごり雪ひと恋し日を偲ばせて触れては濡らす頬も心も
平成三十一年三月十五日
14
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動物や乗り物などが浮かんでた少年の日の雲はもう無く
平成三十一年三月十四日
8
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揺蕩いて時の流れに吾が影も哀しかるべしともに老いゆく
平成三十一年三月十三日
6
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妻と見る追悼番組思い出を語る土地々々面影もなく
平成三十一年三月十二日
7
妻ととも 廻れる土地の 思い出を...
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虚しかる歩みだったと酒酌めど酔い尽きぬまま男の子やは寝る
平成三十一年三月十一日
4
「士やも 空しかるべき 万代に ...
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秘すほどに満ちくる想い少年は初む苦しみを恋と名付けし
平成三十一年三月十日
6
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さきがけて北の街にも春来るを思わせ振りになま脚の女子
平成三十一年三月九日
6
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夕暮れにカラスが鳴いて俺のこと馬鹿にしてらぁ翔べもせずにと
平成三十一年三月八日
8
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啓蟄を経てなを白き山々の空には映えし北国の春
平成三十一年三月七日
10
雪残る 遠き春なる 北国も 空に...
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逢いたいと心で思い身も染まるでもできるのは名を慕うだけ
平成三十一年三月六日
5
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昨日見た夢など語り朝餉終え妻は洗濯吾れは会社へ
平成三十一年三月五日
8
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恋ていう言の葉の霊いたずらにひとに憑かせて神ら遊びす
平成三十一年三月四日
5
神遊び せんとや人は 生まれくる...
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怖れつつ触れて確かむ消えぬよう時に癒さる秘す傷痕を
平成三十一年三月三日
8
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紅きべべしなだる遊女吾が帯びを解けと戯れ笑むもまぼろし
平成三十一年三月二日
7
高欄に 寄り添う遊女 戯れに 我...
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若づくり臨む鏡に刻まれた歳月の跡また愛しくも
平成三十一年三月一日
11
老い人の 若づくりせんと 見る鏡...
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春待つも色無き色に色添える雪降り尽きぬ二月晦日
平成三十一年二月二十八日
12
春やや遠き如月の末
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疾く疾くと廻る季節の年ごとに時に急かさるわが身なりけれ
平成三十一年二月二十七日
5
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紅のベニさす指はそにかざす光を待てるたおや真白に
平成三十一年二月二十六日
5
針刺せる 化粧けの無き 看護師の...
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