舞 さん
のうた一覧
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たなごころ眺めてたどる手の線を吾が来し方と重ねあわせて
令和元年五月二十六日
6
「運命や 知能線とか 手の内の ...
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こどもらは臆すこと無く水溜まり傘の彩り映し駆けゆく
令和元年五月二十五日
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「ダンディを 気取って濡れて ジ...
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さみだれのひと夜したたる白珠を宿して染めるリラの花房
令和元年五月二十五日
7
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この海に抱かれたならば哀しみの満ちて溢れん吾が瞳から
令和元年五月二十四日
7
日高なる 北の海へと 立つ者に ...
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酒酌めど温まること無き夜のひとり寝辛きリラ冷えのころ
令和元年五月二十三日
4
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誰がひとにま白の夢の乙女子はその美しの髪愛でさせる
令和元年五月二十二日
2
朝、娘さんたちの髪が、艶ややに美...
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吾れもまた寂しかるべしチューリップ一輪のみの荒れ野へと咲く
令和元年五月二十一日
7
和名鬱金香。1970年頃までは、...
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なにをかに怒りを持ちて若者と呼ばれしころの吾れあらなくに
令和元年五月二十日
9
意固地には 歳のせいさと 言い訳...
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あこがれて花は愛でるも老いてなを解らぬままに恋てふものは
令和元年五月十九日
3
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割り算で余った数を引いてくような未来と呼ぶか余生と呼ぶか
令和元年五月十八日
1
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真白なる時耐えてこそ北の国花咲き色の溢れくる街
令和元年五月十七日
7
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ほの白し茶の湯気さえも輝やかせ新珠の陽の生まれ来る朝
令和元年五月十六日
5
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子の頃はすでに過ぎ去り大人には未だに遠き少年の恋
令和元年五月十五日
4
あこがれは ただ無垢なまま 名も...
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木の陰に生く野の花の逞しく身をよじりつつ陽にむかい咲く
令和元年五月十四日
8
そこでしか 生きる場所なき 野の...
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にたような傷を抱えた男のこやと背をならべ呑む酒場片隅
令和元年五月十三日
3
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さつき晴れ北の街にも色咲けど淋しさまさるリラ冷えの夜
令和元年五月十二日
10
ライラックLilac。フランス語...
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颯爽と女子高生のスカートの裾ひるがえし若あゆの風
令和元年五月十一日
2
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憎たらし口きく妻も吾れ逝かばいかにか過ごす独りねの夜
令和元年五月十日
10
順当に 吾れ先逝かば この妻め ...
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葉桜に残った花のうすべにのあえやかに咲く色のいち輪
令和元年五月九日
9
サッポロの時節です、
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惚れたよと酔いにまかせて口説こうか琥珀の酒の氷り解く間に
令和元年五月八日
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