舞 さん
のうた一覧
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サッポロに時節美し紫陽花の葉の繁りくる水無月かな
令和元年六月八日
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地下鉄のポスターのなかマグダラのマリアのごとく笑む女らは
令和元年六月七日
4
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草繁る古き団地の公園にもう子供らの声は戻らず
令和元年六月七日
10
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夏用のセーラー服の凛としてスックと伸ばす背の美しく
令和元年六月六日
3
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眺めつつ黄昏てゆく我の背をいかにか思い妻は歩める
令和元年六月六日
3
我の背の たそがれゆくを いかに...
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問う名には応えはなくて残された記憶のなかの花の色彩
令和元年六月五日
3
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水無月の梅雨無き初夏の北の国無限視界の青空の風
令和元年六月五日
5
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信号をヨチヨチ駆けて幼子はわたり終えては抱っこせがみて
令和元年六月四日
4
手を広げ 小さ手のひら 咲かせて...
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さよならの余韻にさえも微笑んだ君がいるけど 手はとどかない
令和元年六月三日
5
歌会 笑顔の歌 (灰色猫様)に応...
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ひと夜寝て忘れてしまうゆきずりの恋などしたい吾れであったり
令和元年六月三日
3
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自堕落にサキュバスとかと恋をして堕ちて眠らん君を添い寝し
令和元年六月二日
4
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ここ痛いあちら痛いと妻言えば我も同じく病む心地して
令和元年六月一日
7
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吾が胸に老いてやすめる鳥いちわ大空をゆく夢も忘れて
令和元年六月一日
2
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吟遊のうた人気取りひとり酒酔いてあなたの名をつぶやいて
令和元年五月三十一日
4
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酔うほどに時を揺蕩う吟遊の詩人となりて君をさがしに
令和元年五月三十一日
3
刻のなか 埋もれたきみの 面影を...
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花壇へと花植えるひと野の花を刈るか残すかやや手の停まり
令和元年五月三十日
7
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夏用の制服となる学生ら五月晴れゆく影も清げに
令和元年五月三十日
4
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流星が夜空につける煌めきの傷のごとくの恋であったと
令和元年五月二十九日
5
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アポロンの禁断の実を秘めて持つカップルたちの美しき夏
令和元年五月二十八日
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さみだれに 濡れてや まどう 葉隠れの 花しるもの の なきぞ かなしく
令和元年五月二十七日
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