只野ハルのお気に入りの歌一覧
卯月
お盆には間に合わねども吾が夫を祖父の墓前に紹介に行く
4
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詠み人知らず
大切な人々が増えだんだんと重み増してく終戦記念日
11
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ほたる
午後三時 ロータリーの古時計 「イパネマの娘」 スターバックス
5
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螢子
人気無きアパートで鳴る目覚ましの主無しとて朝告ぐる夏
8
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紫苑
不夜城をさまよう我を迎え入れしシャンソン酒場の灯はあたたかく
11
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ほたる
背の高いビルの後ろの夏空が快晴すぎて泣きたくなります
2
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東娘
モボなりし祖父の陽気なヴァイオリンついに鳴らざる戦後をおもう
22
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さる
英霊と いふことばさへ 死語になる いのち捧げし 若き兵士よ
8
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詠み人知らず
暁と夕の狭間に忘れ去り黄ばんだペェジで眠るソネット
10
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佐々一竹
庭先に白粉花が咲き始むそのうち子らが遊ぶであろう
7
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虹雲
妖精を懐に抱くバオバブにサバンナ落日茜がしみる
2
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葉桜
くちびるが言葉をかたどる ただ弱く それが私の名前と気付く
16
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きりあ
猫が訊くNHKにはどうしたらこの肉球で行けるでせう?
5
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御崎 耕
どのような答えが欲しかったのだろう「おじいちゃんって人殺したの?」
11
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きりあ
戦争で国籍難民になってもイサム・ノグチは日本を愛す
3
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きりあ
モエレ沼ゴミ捨て場だった場所だけどイサム・ノグチが公園にした
3
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天野
自意識じゃなくて自信が過剰なら違う人生だったのかなぁ
2
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メガネ
をさなごの少し駆けては立ち止まり母に目をやる様ぞいとしき
35
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高地えりか
盆休み 帰省電車の道すがら家々が焚く迎え火の列
3
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東娘
靴下に穴あきたるを何とせう読経の席に湧くものおもひ
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