千紘のお気に入りの歌一覧
falcon
老人がはじめしいくさ野や海を若き血潮で染めてし止みぬ
8
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falcon
「百年に一度だなどと利いた口!」古老は語る敗戦の日々
6
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falcon
「私たち飛行機造っていたのよ」と叔母笑いたる若き夏の日
14
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falcon
竹槍とバケツリレーの青春を語りし母逝き幾年かへし
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きりあ
秋刀魚にも心があるのここらへん刺身に造って心は棄てる
8
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日向めぐみ
戦いを繰り返すうちに兵隊は目的忘れておもちゃになった
4
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きりあ
焼き芋に似せた銘菓を食べながら秋はこれから独りで寒い
6
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紫苑
わが髪にのこる煙草の移り香にきみを愛しみほほえむあした
18
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螢子
朋友を亡くしたる吾子いっそうと自分の世界に浸る日常
5
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紫苑
まえ見えぬ白き雨中に素裸で駆け出したきは我のみなるか
6
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浅草大将
戦は死、生命の破壊、人の業、人は戦に神をも殺す!
7
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浅草大将
戦場に神は黙さじ斃れゆく民と兵士と共に叫べり
13
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浅草大将
雲乱れ明日は野分も吹くらしと今日しら雨の夕暮の空
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浅草大将
手遊びにいかなる香をや一人聞くみるめなき夜にするめ食みつつ
9
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紫苑
思い出を辿りたどりてゆくいまも我踏み迷うしるべなき路
9
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浅草大将
閃光も届かぬ君の心にはどこ吹く夏の原爆の風
11
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浅草大将
得々と語る武勲も赫々の「戦争体験」死臭芬々
8
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紫苑
汝が胸の切子硝子にひび入れしつみは吾の抱く花も枯らさむ
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詠み人知らず
この街に何処から来たのか祖父鶯 張り切って鳴く「ほぅほけきょ」な盆
5
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詠み人知らず
青純の天に緋色の陽が刺せば吉凶斑な舞台の幕開け
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