幸子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
伝播して膨らめばいい湖面へと波紋をつくるものの豊かさ
13
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灰色猫
東京湾アクアラインを流れゆく夜を彩る地上の流星
27
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コタロー
はらはらと枯葉散りたる芝生にて椋鳥たちが何か啄む
6
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コタロー
朝の日を浴びたる池の水面には水輪大小できては消える
8
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コタロー
冬の朝刈田の畦で老人が一人默々體操したる
7
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コタロー
庭師等がバサリバサリと樹々の枝鋏で切れば冬はもうすぐ
7
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KEN
やみに浮く 殘る櫻葉 見上げては むかしの春など 思ふ夜半かな
14
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舞
遠き日に慕いて恋てくちづけも触れることなきその名哀しも
10
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可不可
ウタノワの誰に化けてゐるのルパン 私も守り抜かれてみたい
7
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滝川昌之
お互いに本望でない蜘蛛の巣と着地できずにもがく枯れ葉と
23
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横井 信
知らずともわかるのだろう優しさは 花の名前を僕は知りたい
14
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へし切
うつせみのかれる身なれば愛おしと移ろふ秋の忘れ音を聞く
20
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横井 信
手術から一年経っても止まらない痺れた足で歩き続ける
13
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舞
酒呑みもいつの間にやら適量を知る歳となる白玉の秋
10
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ひよこ豆
クルマ止め見上げた空に月のごと雲に浮かんだ白い太陽
15
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ひよこ豆
水色の小さな合羽のスキップにつられて駆ける小雨降る中
16
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滝川昌之
空を見て死んで逝きたい仰向けで土と樹ばかり見てきた蝉は
17
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可不可
遠い人と繋がっても眼の前の友とは途切れるスマホの癖
10
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秋日好
一晩の雨に地面に散り敷いたもみじのごとく血も滴って
16
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秋日好
不器用に続けるしかない凡人は去る友の背に麻痺の奈落へ
14
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