御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
KEN
冬の花 次ひ次ひに 咲ゐて散る 鉛色した 天地の中
10
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茂作
食む蟲も蝶も見かけぬ節になり 白菜は肥ゆる葉に葉を重ね
15
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滝川昌之
「初雪にしましょうか」なんて垂れこめて街凍てつかすこの節(とき)の雲
15
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うすべに
散り残るさくらもみじのひとひらに 涙をためてうつ冬の雨
10
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舞
モノクロの記憶のなかに一瞬の花の彩り貴方への恋
6
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千映2
軟らかきペン先力抜きながら今年最後の友への便り
7
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萱斎院
さねかづら 人はたづねぬまきの戸をくくるこのよの袖のしがらみ
7
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恣翁
酔ひに委せ 口を衝く詩を唱へつつ 橋上に踏む冬の月光
17
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トウジさん
枯野にも白き花こそ咲かせむや二輪草なり俺とお前は
9
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さいおん
朝露之 消安吾身 老尓蹴 今若反 逢事茂鴨
4
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KEN
風吹ゐて 命のあはれ つまびきぬ 枯れ弦はかめ 冬のあさがを
12
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舞
行きずりに町の社に手を合わす子連れた母の佳き立ち姿
12
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茂作
寒々と能登の海邊に冬來らし 時雨る棚田に鳶の聲する
16
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さいおん
徃水 水沫如 験無 盛事乃 亡吾世鴨
8
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横井 信
自販機の缶コーヒーのぬくもりをそっと連れ出す冬の星空
13
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うすべに
ゆく秋の名残りをおしむ散りもみじ 愛宕の山の息に冷えゆく
8
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茂作
落ちもせず殘る山茶花色枯れて 見るや我が身に年の瀬の風
15
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KEN
忍ばせて 冬したためる 初の雪 朝に儚き 文と知りつつ
8
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ひげじぃ
一葉の欠礼葉書に薄墨の友の名見つむ息白き朝
13
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舞
待つ者は帰りて見ずのふるさとの友もあらなく地蔵尊のみ
6
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