ケンイチのお気に入りの歌一覧
山桃
飢えに知る食の尊さ 雪中花 闇の灯火 不幸に幸あり
2
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山桃
真空のゆらぎに生れし生命ならゆらぐ思ひも現なるべきや
6
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山桃
贅沢に敷き詰められた落ち葉見ば暖かそうな自然のふところ
2
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詠み人知らず
静かなる音一つなき寒き部屋離れて恋し母の温もり
13
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千紘
氏神や日の出の太陽 神棚に柏手打ちて神頼みかな
8
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詠み人知らず
草原のひなたのような糸を編むまだ見ぬアラン諸島の模様
8
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光源氏
まぼろしの心につもるしら雪よ夢も此の世も深き心地に
11
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笑能子
ただ望む街辻を往く筆となり人の合間で朽ちせし事を
3
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リンダ
夢ならばあなたを好きにできるから昏々と寝る春が来るまで
5
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浅草大将
明日からも少年だよと冬空に口笛吹いて二十歳の誓い
14
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浅草大将
身のたけに合はぬこのよと思へどもおのが力に切る術やある
8
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悠々
その朝(あした)われを見上げし畜生の末期の瞳わすれかねつも
12
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悠々
四つ足のかなしさゆえにもの言わずさよなら告げず「ロク」旅立ちぬ
16
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山桃
沈む陽の中心にある翳りから昼の光を吸い込んでいる
5
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悠々
寒風に両手ひろげて立ち向かう裸木よ今宵は汝と呑もう
16
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さる
不況故 景気を祈る 人多く 十日戎の 賑わひにけり
4
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羽
戦わぬ属性なのだと言い聞かせ虚心をたもつ真夜中もある
28
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紫苑
冬銀河はらりと落つる桐一葉わが行く道に光はありや
6
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山桃
夕づく日西の方辺の山並みに去りゆく時は裳裾踏むべし
3
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紫苑
鍵盤に指おろさむと彼の弓の引かるるを待つ永遠の一瞬
5
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