御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
萱斎院
吹きしけば玉かとまがふ あきの野に散りにし露も冴えこほるらむ
8
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へし切
枯れ落ち葉 踏めば空しき足の音 春はふふみて 深みゆく冬
19
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ひげじぃ
うら寂し商店街の日暮にもジングルベルは鈴を鳴らせり
18
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茂作
冬日浴び芽吹くよろこび清白の 春にも負けぬ青の眩しさ
21
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草木藍
葉を落とし冬に備える木蓮の天つく枝に固き蕾よ
9
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茂作
蹈み入るを足も迷へる霜柱 ほどなく消へる命なりせば
20
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うすべに
荒れた庭 人影もなく残された夕闇照らす赤い南天
13
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萱斎院
ふるさとにつもりし雪を見る人の のちにとばかり忘れはつらむ
10
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ななかまど
枝の雪こらえきれずに落ちるたび軒は賑やか雪すずめ宿
15
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うすべに
老人の背中にあつまる冬の陽に 掃いてあつめた枯れ葉もひかる
11
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舞
冬の香に満ちた公園枯れ朽ち葉老い人の見る夢にさえ似て
13
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恣翁
寒々と涸れたる川の網代木に 身動ぎもせで俯く鴉
17
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ひげじぃ
眠剤を服む窓外の何処より嬰児泣きて凍星の冴ゆ
20
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KEN
小望月 暮れ行く頃に 降り初めむ 小雪の燈る 風の曉
16
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へし切
冬の夜の眠り覚ますか虎落笛 枯れ木の嘆きを聞くがごときに
23
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萱斎院
霜さへもとどめで過ぐるかざはなに 霞むつれなきよはの月影
8
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うすべに
しわよせる池のおもてにかいつぶり 風にきそって届く鳴き声
11
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朝比奈
冷たさもいよいよ沁みる師走なか聞くは友住む街の初雪
17
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萱斎院
つむ雪に耐ふるもめぐしなよたけの よをぞふりぬるわが身むなしき
9
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ひげじぃ
蝋燭を揺らさぬがごと口すぼめ穢れなき子の聖き讃美歌
10
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