幸子のお気に入りの歌一覧
夢士
山茶花の咲き乱るるや散歩路上着片手に夕暮れの時
12
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千映
差し入れのおでんの空鍋手に提げて話のはずむ笑顔が二つ
11
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可不可
御社で十字きって叱られた頃は実母と手と手つないで
6
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滝川昌之
「今年こそ会おう」と言った正月にまた戻りくる賀状の友よ
19
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露草
見守られくちづけられて虹の橋渡る愛犬首輪残して
12
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ななかまど
青函の夢を運びし連絡船昭和の海に銅鑼の音聞こゆ
8
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露草
どぶに咲く花一輪の露草に不平不満の我が身を恥じる
16
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露草
境遇をものともせずに顔あぐる汚れなき青どぶの露草
18
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舞
味噌汁の掌から沁みてくる温もり美味き朝師走かな
7
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うすべに
意地っ張り 扉を閉めた後ろ手に こらえる涙映す姿見
15
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うすべに
あかつきの肌にほのめくかおり抱く 見果てぬ夢のつづき探して
9
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滝川昌之
春までは添い遂げようね右左どちらか先に逝くな手袋
16
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可不可
教会の床へ斜めに透き透るステンドグラスの光の角度
6
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灰色猫
君偲ぶもみじの紅や秋風や今年も我を染めあげる君
29
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露草
心をば護り制して御者となれ荒ぶる馬を鎮めるやうに
13
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露草
わが心ここに在らずの続きおり君が面影ついて離れず
12
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リクシアナ
独りよりなお寂しきは恋の夜そい寝の夢に降る冬の雨
24
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夢士
早すぎる霜月晦日手に取りし喪中の知らせ夕暮れの雨
11
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ななかまど
縄文に土器を焼くこと壊すこと三内人は楽しめるかな
4
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秋日好
黒真珠 巻き厚くする円環の熟成ののち得られるまるみ
12
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