羽のお気に入りの歌一覧
薫智
澄みわたる青色で僕を溶かしてく故郷の海はとても優しい
28
もっと見る
氷魚
世の中を模したちいさな雛型の学舎で揺れるこどもの群れは
6
もっと見る
浅草大将
秋の野に色なき風を写さむと無限の画素を人の眼は持つ
25
もっと見る
やねうらねこ
そんなことわかつていたさ星月夜氷のやうにガラス器が冷ゆ
8
もっと見る
鷹雪
薄れてく部分はひかりで埋めるから記憶はいつもまぶしく見える
16
もっと見る
螢子
木下闇名も無き草を育てをり暑さに人が休みしゆゑに
19
もっと見る
トーヤ
アイリッシュクインテットで奏でたらすこし強めの風を運ぶよ
11
もっと見る
水島寒月
思ひ出といふ掛け値なき蓄へを積みつつ今日をただ君と生く
3
もっと見る
紫苑
炙らるるままに溶けゆき目を遣れば熱波に歪むキャラメルの町
32
もっと見る
きりあ
鉛筆画さらさらと描く人の手に木の香が揺れる夏は半ばに
27
もっと見る
ほたる
蝉時雨シャワーのように我に降る。命と光の夏を吸い込む。
9
もっと見る
ケンイチ
花嫁となる君の背に流れてる永遠のような時間を見つめる
27
もっと見る
水島寒月
熱風を巻きて怒りに膨らみて銀と光れる夏雲の立つ
4
もっと見る
ケンイチ
知らざるは勇気と呼べぬ傘のなか眉間の上の重たきものよ
12
もっと見る
たんぽぽすずめ。
前置きの長い手紙に思い出が多くて気付く君のさよなら
23
もっと見る
ほたる
数年の時が過ぎても二人には逢えた日だけの時が流れる
12
もっと見る
やねうらねこ
ローバーの脚きしみつつ越えてゆく赤砂地の縁なみうつ地平
6
もっと見る
詩月恵
重かったわたしの空の雨雲が消えてあなたは思い出になる
21
もっと見る
水島寒月
傍らに転た寝をする君の居て閉づるまぶたのやさしきまろさ
4
もっと見る
沙羅
反射する眩しい波に目を閉じて夏の碧さに抱きしめられる
19
もっと見る
[1]
<<
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
>>
[85]