藍子のお気に入りの歌一覧
石川順一
歯ブラシを新しくして歯当たりの良さを感じる夜のカルピス
13
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灰色猫
巌穴の壁画にひとり星を描く夜空に君を描き足すように
24
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夢士
年毎に胸にズキュンと響き入る喪中の葉書きその歳を見む
11
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滝川昌之
鍋持たされ父を迎えにおでん屋へ策士の母の一石二鳥
19
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滝川昌之
寄り添えぬ歯痒させめて献杯を遠き友へと喪中葉書に
21
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滝川昌之
忘年会 手帳に数えキャベジンのサイズを一つ大きめで買う
19
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滝川昌之
食べ終えて束ねた髪をほどくときいまだに君にキュンとしている
25
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滝川昌之
クシャ、クシュ、と踏めば落ち葉のプラタナス冷える舗道の鼻風邪はだれ?
21
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KEN
白鳥の 哀しき聲と 雨の音 神住む峰に 虹架かれども
15
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KEN
榛染めの 衣にかざる 貝の如 浮かぶつくよみ 枯れる野の上
15
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KEN
信夫路の もぢずり石に 影ほのか みだれ降り積む もみぢ葉も涸れ
16
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KEN
薄雪に 染まる吾妻嶺 立つ烟 神の狼烟と 悟る人無く
19
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KEN
霜月の みなみの夜空 つつみ星 こころ洗へよ 音無き音で
14
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桜田 武
秋深み木の葉舞い散る桜木よ迫る風雪に耐え春を待て
2
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秋日好
ああそうか、売れっ子小説家になってきみを瞠目させればいいか
8
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秋日好
隣あううたの並びの悪戯に不在を想う 小雪を過ぐ
12
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秋日好
「通じた」と心がひくりとする瞬間を君思い出せ 珠玉であったと
8
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秋日好
温めて照らす暖色とりわけて黄色が足らぬと指が戸惑う
10
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秋日好
冬の陽の乱反射する雨上がり金色帯びるその身の剛さ
14
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千映
セネガルの子の屈託のなき笑顔真白きシーツに映し出される
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