野々花のお気に入りの歌一覧
夢士
ザッと降り雲の切れ間に月の見ゆ耳を澄ませば虫の音聞こゆ
22
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灰色猫
風の色水の匂いも変わったね移ろう季節に故郷は遠く
19
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舞
望月に幾夜欠けたる弓張りの暮るるを待たぬ文月の月
6
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詠み人知らず
姿こそ 女に見すれども 心柄 人には告げで ありわたるなれ
13
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詠み人知らず
星空は ロマンテイックと思えども 柄杓の形 作れぬ悲しさ
15
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詠み人知らず
糸の端に何も付けない風船が 指の隙間ゆ抜けるは易し
10
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詠み人知らず
手に入るも握り締めまい絡めまい 猶し手中に残らば本物
14
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詠み人知らず
残るとも臆病者はあるがまま 晒せもせずにただ辛かるべし
14
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沙久
都電から雨に打たれる紫陽花を見つめ君へと心は急ぐ
21
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灰色猫
柔らかく苦しむ胸に触れられて終わると思った傷跡がある
16
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舞
ひと群れのひかり集めて紫陽花の濡れては雨の音を聞きつつ
9
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詠み人知らず
わたの原 水押しの立つる白波に 力強さの見ゆる船かな
13
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詠み人知らず
吉兆か 双頭の蓮 咲きにける 純白の花 輝き見せり
16
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詠み人知らず
好きなもの かけてみただけ 驚きの和洋折衷 ウマウマとなり
9
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中野美雄
しののめに見えくる撫子うすべにに言葉かけゐるきみの微笑
8
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inosann
台風の彼方にありし駿河の海いくえにうねり黒さ増しくる
24
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秋日好
パーキンソン患う友の細腕の低き体温抱きしめたくて
19
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矢車菊
笹の葉に紙縒むすべば叶わざる願ひにやさし七夕の風
30
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まあさ
子らの声 聞こえぬ朝の 通学路 静かに台風 近づく気配
25
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矢車菊
きみ恋はば文月の朝わたくしもまた透明な雨傘になる
19
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