葱りんとのお気に入りの歌一覧
秋日好
陰干しの河豚の風味が口にする幸せ似合わぬ証のように
17
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可不可
鉄板な理屈に何度も頭突して血まみれ 君に差し出すハンカチ
12
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横井 信
とめどなく流れる川も穏やかに猫も見つめる釣り糸の揺れ
17
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滝川昌之
倒れたくなければ漕ぐしかないペダル日々の暮らしは車輪に同じ
31
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可不可
目つむって 擽ったいよな痛いよな 脱力系きみのデコピン
9
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横井 信
花の野をさまよう秋の陽の中で蜘蛛の巣揺れて風を捉える
12
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へし切
季節ごとに八千草にほふ武蔵野の秋は紅葉に色付きにけり
23
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詠み人知らず
転校の多い女児の持つ楽しみはわざと作った苛めとの遊戯
11
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秋日好
湯船から立ち上がる背の陰翳を吟味している欲しや否やと
15
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滝川昌之
飼い主はキミの嫉妬をもてあそぶ他犬を撫でる愛しきその手
21
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大獏
目を閉ぢると炭酸の泡がはじけたやうな秋天の空 呑み干す
9
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幸子
折々の選択の悔い それすらもどこか心に馴染む夕暮れ
24
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石川順一
砂山は徐々に壊され閉山す鉄棒の前に大地に戻る
16
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夢士
昇りゆく満月追ひて秋の宵逝く人偲び手酌酒飲む
18
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ひよこ豆
細枝に熟れた柿の実ずっしりとバランス保ちその時を待つ
23
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へし切
この秋の野分に惑ひし桜木は紅葉をよそに枯れ葉となりぬ
28
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リクシアナ
樹皮冴える白樺木立葉も落ちて雨を数える晩秋の候
26
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ひよこ豆
空見上げ月に電気が点いたよと家路を急かす幼き吾子の手
24
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樂々
五右衛門の子孫だろうか啄木は短歌巧いし悪いやつだし
8
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秋日好
誰向けにできているのか世の中は誰も誰もが生き難いなら
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