秋日好のお気に入りの歌一覧
コーヤ
思い出がいっぱい詰まったアルバムを開ければ溢れる温もりの幸
23
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只野ハル
残響係数が低下してしまったか心に何も響かない
17
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桐生賄
毎晩の 日課次男の 背中へと 薬塗布する 母の役目よ
23
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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石川順一
鳴きもせず柿の木登る蜩は一匹ゆえの不利を悟るか
21
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石川順一
稲雀稲の穂の上乱舞して車は右折北上始む
15
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リクシアナ
渓流の水のうねりにひとひらのもみじ筏は淋しく遊ぶ
26
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リクシアナ
筆洗の墨にしずくに恋もみじ彩なす水をうつす画仙紙
21
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絮谷新
悲しみはコーヒーカップに残る澱理由を問はねば質量増して
18
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夢士
月影や雲の向かふの十三夜月見飾りの萩の花ゆれ
28
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灰色猫
草原を知らない馬が引いてゆく林檎が香る旅の荷馬車を
27
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灰色猫
悪いのはこの身に潜む激しさを隠し切れない僕のほうだよ
18
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灰色猫
行かないで土砂降りでもかまわずにずぶ濡れのままそう伝えるよ
22
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灰色猫
ずいぶんと君を知りすぎたのに初めて争った日のよに君を求めてる
18
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へし切
秋はなほ月の桂も黄葉する山のこのはに照りまさるらむ
25
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舞
月影の朗らな今宵ポンポコも踊り来るよなあぁそりゃオレか!?
14
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詠み人知らず
枯葉散る女が涙ながすよに大地は包む男のように
20
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絮谷新
西日差す庭の緑の陰深し何処に子等の声は名残りて
21
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月虹
熱情の波間に揺れる舟を漕ぐ抗わなくば海風は凪
81
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絮谷新
偽りを秘める眺めを映したる広口瓶の歪むる枯野
20
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