詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
奧山の 凍てつく垂水 ただ靜か 去秋のもみぢの におい留めて
10
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灰色猫
焼き芋は皮ごと食べるほうがいい甘くビターな口どけがいい
20
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横井 信
集まってコタツを囲むストーブの上で膨らむ餅は食べごろ
19
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横井 信
開かない窓の外ゆく鳥の声毛布に沈みゆっくり眠る
11
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幸子
腸壁の絨毛一本一本が歓喜し栄養吸い込んでいる
15
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コタロー
貧しさに耐へねばならぬ薄野を獨り歩けば風に煽られ
12
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コタロー
冬の池大きな鷺が我を見て大きな羽根で飛んでゆくなり
4
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へし切
陣取りの策をめぐらし 石を置く 勝ってうれしい 花いちもんめ
18
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横井 信
騒がしいカラスの声に見渡せば水辺をそっと歩く白鷺
17
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灰色猫
ぜんざいに丸餅ふたつじっちゃんと杵つきしたこと味わいながら
25
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幸子
あたたかく陽を受けて満つねこじゃらし秋の季語とて輝けるかな
14
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幸子
寝かせるか 思いをうまく表せぬ時はほどよくあきらめて明日に
13
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KEN
春遠き 逢瀬の岸邊 吹く風に 耐へて蒲公英 笑みもうつろに
12
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KEN
をみなへし こごえて枯れて ゆきごろも あの日の事は 夢と知りつつ
14
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バロンマン
冬の彩は帰宅途中の椿の花と炬燵の上の蜜柑の籠盛り
9
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バロンマン
旨酒を交わすぐい呑み初春に唐津の里の土の香を嗅ぐ
14
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バロンマン
冬枯れの庭に千両の実が赤く 富籤一番の初夢を見る
8
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横井 信
いくつもの仕事の資料積み上げて今日はここまで時計が止まる
16
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紫草
手を引いて散歩をせがむ幼子の歩みに合わす夕暮れ時を
15
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紫草
草刈りを終えて戻りしうしろ背の男さびしく履物を脱ぐ
13
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