コタローのお気に入りの歌一覧
舞
夕陽背に吾が影を踏み追い歩む気づけば暮れて闇ひとりゆく
5
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舞
豊穣の秋紅葉へ降る雨に名のることなく朽たれゆく花
7
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舞
恋初めし朧の春の夢の夜の戻る事なき刻ぞ哀しく
4
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幸子
世を探り疲れた果ての幼子の眠りは白い木蓮の花
19
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ななかまど
お馴染みの酒屋のおやじが顔をだす令和の新酒は神と吾とで
11
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ななかまど
山に病み巷に命つきるともいつかなりたし故郷の土
8
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ななかまど
青いろに溶けて透きたる空あれば無二の幸なり山頂の景
10
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ななかまど
誘うかに街灯ともる遠き橋そ遠になりし同窓の友
12
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松本直哉
飛ぶ鳥のあすかいまかとまつのみのいつみきとてか恋しかるらむ
3
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松本直哉
すききらひすききらひすき乙女子のかざしの花をちらすあきかぜ
4
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松本直哉
ははそはの母のふふますちちふさのあまきにほひのはるかにとほく
3
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松本直哉
ゆるやかにマズルカは鳴り甘やかにリラの花咲くいざ唇を君
3
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松本直哉
言ひよどむくちびるあかき去りぎはのあきのゆふべのあざみ野のえき
5
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恣翁
背に添ふる掌の向きを そっと変へ そのまま乳房に押し当てし女
6
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恣翁
枝に残る黄葉 忽然はらはらと 空気を揺らし 落ちにけるかも
13
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恣翁
秋風は 家々の上を高く吹き 屋根の夕映え 衰へにけり
14
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恣翁
影黒き杜ゆ 追いかけ響く鐘 時告げ やがて余韻尽きけり
14
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恣翁
風吹きて 跫音消すに 世を拗ねし成れの果てなる心地こそすれ
12
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滝川昌之
キュッキュッと湯垢落としたバスタブを確かめながら待つ子の帰省
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詠み人知らず
地下街を出でて仰げる秋の空 箒で掃けり水彩の雲
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