コタローのお気に入りの歌一覧
うすべに
野分け行く 揺れる柳の乱れ髪 雨にけむった東ながめる
7
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詠み人知らず
一日中降る雨しのぐ颱風裡ぬけて靜けき空仰ぎたり
15
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うすべに
ふと気づく 吐く息ほんのりうす白く 肩に朝日のぬくもりとまる
11
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灰色猫
本としてあなたの指を待ってます眠ることなく夜の車庫にて
19
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滝川昌之
嵐夜はお櫃を空けて塩むすび凛々しき亡母しのび噛みしむ
19
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可不可
窓ガラス破れて図書室 きみと落書きした本は水葬
3
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滝川昌之
スナップの効いたボールが伸びるよに捻りがいいと良い歌になる
20
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うすべに
色づいたけやきを照らす街路灯 嵐待つ夜に降りだした雨
8
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KEN
綴れ刺せ 思ひの裏の 綴れ刺せ 雨垂れの奧 こおろぎの聲
14
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可不可
身がはりか ダッシュボードに隠れてた 彼女のサインかすれる文庫本
9
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詠み人知らず
十三夜なれど野分まへなる曇天の暮れて刈田に細りゆく蟲の音
15
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灰色猫
青空をほんとの青にするために嵐は空を磨くのですね
17
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舞
ひとひらの朽ち葉の堕ちる音にさえもの思いわせる秋の夕暮れ
7
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秋日好
通勤のバスが迂回をする朝は新し秋にハッと息呑む
11
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吉野 鮎
いましばし汝とつなぐ手のぬくもりにあまやかを眠る時雨る秋の夜
16
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可不可
生身なら捕まりさうな銅像の素肌も冷めて来る短か日
5
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うすべに
ふるさとの宮跡わたる秋の風 靡くすすきのくれる魂振り
9
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萱斎院
奥山のむぐらの宿の柴の戸の 世もふりぬれば花ぞうつろふ
8
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舞
寝ては さめ 覚めては おもう 夜長には はつこい人 と さだむ ひとの名
2
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舞
明滅す電子の創る澪標も無き虚無の宇宙に放つ言霊
5
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