詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
inosann
同じよう草むしりしてても吾だけを刺す蚊に選ぶ権利のありて
22
もっと見る
舞
たまゆらの色鮮やかな遠き日の花火を語る夏風物詩
9
もっと見る
び わ
リズムあり老若男女それぞれに互いに繋ぎ転ばぬように
4
もっと見る
灰色猫
からっぽの器を授かり生まれたの苦楽を満たし死んでゆけるの
16
もっと見る
灰色猫
北極の風が詰まったエアコンにしょっちゅう僕ら夏を盗まれ
11
もっと見る
灰色猫
あったかい雪にうもれて死んでるのとても暗くて幸せなのよ
11
もっと見る
灰色猫
落とされた奈落の底で待ってるよお前も罪にまみれてるだろ
15
もっと見る
吉野 鮎
遠花火高層階に眺めをり光の花花音なく咲きつぐ
15
もっと見る
吉野 鮎
上がるたび歡聲の湧く高層に人棲む證明遠花火かな
12
もっと見る
千映
涼しさが熱いラーメン恋しがる昼餉東京醤油味旨し
9
もっと見る
千映
長岡の花火中継大画面音大きくし母と楽しむ
8
もっと見る
中野美雄
逝きにしきみにいたも恋ひつつ味真野の蓮池のほとり恋ひ嘆くかも
4
もっと見る
石川順一
釘打機ネイルガンとも言うものか焼肉屋に入る前に聞こえる
8
もっと見る
石川順一
大量の茄子を残して夕餉かな御飯はキムチだけを当てにし
8
もっと見る
中野美雄
夕河の流るるなへに中空の紺青 澄みてきみ降り来たまへり
6
もっと見る
中野美雄
くれなゐにほふ恋の花蓮 味真野の水のいろ清き糸蜻蛉の夏
4
もっと見る
秋日好
この身体でしかできない人生を苦悩ばかりの老い先に向け
22
もっと見る
千映
くしゃみした母のお腹にそっと掛けすこし厚めの夏掛け布団
12
もっと見る
中野美雄
炎天の半纏木の大き破れ葉虫食い穴を吹く風さむく
8
もっと見る
滝川昌之
イヤホンをはずして蝉の歌を聴けハナビ撮らずに胸にしずめろ
23
もっと見る
[1]
<<
82
|
83
|
84
|
85
|
86
|
87
|
88
|
89
|
90
|
91
|
92
>>
[280]