詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
朝がお
秋暮れて うたたかびとと知りつつも落ち葉に身を変え窓辺に沿ひて
5
もっと見る
みなま
半年を無為に過ごせり その前の日々を薄めて流すがごとく
14
もっと見る
リンダ
背を曲げて包丁にぎる母の手に刻印消えた指輪がひとつ
16
もっと見る
へし切
雨上がり 雲間に空の 夕映えて並木も街も 影絵となりぬ
22
もっと見る
inosann
「ありのまま生きて行こう」と思ったよ 枝の端から色づく紅葉に
17
もっと見る
へし切
庭垣に 山茶花散りて 真白きに かさね見るのは 君いない冬
8
もっと見る
へし切
風に舞う 木の葉の色は 黄金色頑張る僕に 秋のご褒美
12
もっと見る
舞
小春日にシーツ洗いて布団干し冬着用意す日溜まりの妻
8
もっと見る
inosann
ヘッドライト異常に明るい対向車に「己の事は分からぬもの」と
10
もっと見る
朝がお
拾う神出会う前には三人の捨てる神と会わねばならぬ
6
もっと見る
南美帆
寂しさと不安紛らせ拭き掃除磨いた窓から澄んだ青空
5
もっと見る
只野ハル
ああまたと笑って後の始末する認知の母の穏やかな顔
5
もっと見る
詠み人知らず
思ひ人に手を重ねるとき伝はる微弱電流のごときもの
1
もっと見る
詠み人知らず
慎重に欠けたカップに合う破片 さがしていたら恋が落ちてた
11
もっと見る
みなま
冬の庭 彩り添えんとビオラ買う 夫と語りし過日偲んで
7
もっと見る
午
赤銅の線路と車体に陽が淡く墜落のあとの見えぬふみきり
2
もっと見る
ヒナ・ヒナタ
その髪が結べるほどに伸びたなら荷物まとめて迎えにいくから
7
もっと見る
ぺんぎんくらげ
何が好き 何が幸せ 楽しいの 望まぬ限り 見えぬものたち
2
もっと見る
ぺんぎんくらげ
何事も うつろい流れる ものだから 言葉に写真に 切りとっておく
11
もっと見る
へし切
若き時 生きることとは 足し算で老いては足りて 引き算となる
22
もっと見る
[1]
<<
862
|
863
|
864
|
865
|
866
|
867
|
868
|
869
|
870
|
871
|
872
>>
[882]